災害の様子。

地震や台風、豪雨などの災害時には、避難中の住宅を狙った空き巣や盗難、義援金詐欺、住宅修理を装った悪質商法などに注意が必要です。災害による混乱や被災者の不安につけ込んだ犯罪は、被災地だけでなく離れた地域でも発生することがあります。この記事では、災害時に注意したい犯罪の手口、自宅や避難所でできる防犯対策、不審な勧誘やSNSの偽情報への対応を解説します。また、被害に遭った場合の安全確保や警察・消費生活センターへの相談方法についてもご案内します。災害への備えとあわせて、防犯についても家族で確認しておきましょう。

 

災害時の犯罪・防犯対策

2026-10-23

2026-10-23

目次
災害時に注意したい犯罪の種類と手口
避難中の住宅や避難所でできる防犯対策
災害時の詐欺・悪質商法と偽情報への注意点
犯罪被害に遭った場合の対応と公的相談窓口
災害時の犯罪から自分と家族を守るために
この記事のキーポイント
災害時に注意したい犯罪の種類と手口
避難中の住宅や避難所での盗難対策
義援金詐欺・住宅修理を装った悪質商法
SNSの偽情報と不審な勧誘への注意点
犯罪被害に遭った場合の対応と公的相談窓口

災害時に注意したい犯罪の種類と手口

避難中の住宅を狙った空き巣・盗難

地震や豪雨などで住民が避難した地域では、留守になった住宅や店舗を狙う空き巣・盗難に注意が必要です。窓や玄関が破損した建物、避難が長期化している住宅などが狙われることもあります。ただし、避難する際は防犯よりも身の安全を最優先にしてください。安全にできる範囲で施錠し、危険な場所へ貴重品を取りに戻らないことが重要です。

 

 

避難所での盗難や迷惑行為

多くの人が共同生活を送る避難所では、財布やスマートフォンなどの貴重品の盗難、置き引き、性的な嫌がらせなどに注意が必要です。避難所では荷物から目を離す場面もあるため、貴重品はできるだけ身につけ、就寝時も管理方法を工夫することが大切です。不審な行為や被害に気づいた場合は、一人で対応せず、避難所の運営者や警察に相談しましょう。

 

 

被災者の不安につけ込む詐欺・悪質商法

災害後には、住宅の修理や点検を口実にした高額請求、義援金を装った詐欺、保険金の請求をめぐる悪質な勧誘などが発生することがあります。特に、突然訪問して「今すぐ修理しないと危険」と契約を急がせる業者には注意が必要です。その場で契約や支払いをせず、自治体の案内や複数の事業者の見積りを確認することが被害防止につながります。

 

災害時に注意したい主な犯罪・トラブル
  • 空き巣・侵入窃盗:避難中の住宅や店舗への侵入、金品の盗難
  • 避難所での盗難:財布・現金・スマートフォンなどの置き引き
  • 性的な嫌がらせ・性犯罪:避難所や周辺施設での不適切な接触や被害
  • 住宅修理の悪質商法:不安をあおる勧誘や不当に高額な工事契約
  • 義援金詐欺:被災者支援を装った振込要求や個人情報の詐取

 

避難中の住宅や避難所でできる防犯対策

自宅から避難するときの防犯対策

災害によって自宅から避難する際は、身の安全を最優先にしながら、可能な範囲で戸締まりを行うことが大切です。玄関や窓を施錠し、財布や身分証明書、スマートフォンなどの貴重品を持ち出しましょう。ただし、倒壊や浸水の危険がある場合は、施錠や荷物の準備に時間をかけず、速やかに避難してください。また、避難先や自宅の不在状況をSNSなどで不特定多数に公開しないことも防犯につながります。

 

 

避難所での貴重品管理と安全対策

避難所では、貴重品の管理とプライバシーの確保が重要です。現金やスマートフォン、通帳などはできるだけ身につけ、荷物を長時間放置しないようにしましょう。また、トイレや更衣室の利用時、夜間の移動では周囲の安全を確認し、不安がある場合は複数人で行動することも有効です。不審な人物や迷惑行為を見かけた場合は、無理に注意せず、避難所の運営者や警察へ知らせてください。

 

避難生活で確認したい防犯チェックリスト
  • 貴重品管理:財布・スマートフォン・身分証明書などを身近に保管する
  • 荷物の管理:持ち物に目印を付け、長時間放置しない
  • プライバシー保護:着替えや就寝時に周囲から見えにくい環境を確保する
  • 夜間の安全:暗い場所への移動は周囲を確認し、必要に応じて複数人で行動する
  • 不審な行為への対応:避難所の運営者や警察に速やかに相談する

 

 

家族や地域で協力する防犯活動

災害時の犯罪被害を防ぐには、家族や地域住民による情報共有も役立ちます。特に、高齢者や子ども、障がいのある方などが安心して避難生活を送れるよう、周囲が無理のない範囲で見守ることが大切です。避難所では不審な訪問者や困りごとを運営者に伝え、地域全体で安全を確認できる環境を整えましょう。ただし、うわさだけで特定の人物を疑ったり、不審者を自分たちで追跡したりすることは避けてください。

 

災害時の詐欺・悪質商法と偽情報への注意点

義援金詐欺や支援金を装った不審な連絡

災害発生後は、被災者への義援金募集や公的な支援制度を装った詐欺に注意が必要です。行政機関や支援団体を名乗り、電話やメール、SNSを通じて振込先を案内したり、個人情報を聞き出したりする手口があります。義援金は自治体や信頼できる団体の公式窓口から寄付し、不審な連絡には応じないことが大切です。支援金の受給手続きについても、自治体の公式情報で確認しましょう。

 

 

住宅修理・保険金請求をめぐる悪質商法

災害で住宅が被害を受けると、突然訪問して屋根や外壁の修理を勧めたり、保険金で無料修理ができると持ちかけたりする業者が現れることがあります。契約後に高額な費用や解約料を請求されるトラブルもあるため、その場で契約せず、修理内容や費用を複数の事業者に確認しましょう。保険金の請求については、まず加入している保険会社や代理店に直接相談することが重要です。

 

災害に便乗した詐欺・悪質商法の注意サイン
  • 義援金の振込要求:団体の実態や振込先が確認できない
  • 公的機関のなりすまし:支援金の手続きを理由に口座情報や暗証番号を求める
  • 強引な修理契約:今すぐ契約しないと危険だと不安をあおる
  • 保険金請求の勧誘:必ず保険金が出ると説明し、高額な手数料を要求する
  • 不審な訪問販売:事業者名や契約条件を明確に説明しない

 

 

SNSの偽情報と不審な勧誘への対応

災害時には、SNSで避難情報や救助要請が広がる一方、事実と異なる情報や過去の災害画像が拡散されることもあります。犯罪のうわさや不審者情報についても、確認せずに共有すると混乱を招くおそれがあります。災害情報は自治体・気象庁・警察などの公式発表を確認し、出所が不明な情報は拡散しないことが重要です。また、支援を装った不審なURLや個人情報の入力要求にも注意しましょう。

 

犯罪被害に遭った場合の対応と公的相談窓口

犯罪被害に気づいたときの安全確保と通報

災害時に盗難や不審者による被害に遭った場合は、自分や家族の安全を確保し、速やかに警察へ通報することが重要です。侵入者や不審な人物を見つけても、追いかけたり直接問い詰めたりしないでください。盗難や住宅への侵入が疑われる場合は、現場の状態をできるだけ残し、安全が確認されてから被害状況を整理しましょう。避難所での被害についても、運営者や警察に相談してください。

 

 

詐欺や悪質商法の被害に遭った場合

災害に便乗した詐欺や悪質商法の被害に気づいた場合は、追加の支払いや個人情報の提供を止め、早めに専門窓口へ相談しましょう。契約書、領収書、メール、SNSのやり取りなどは削除せずに保管してください。すでに振り込んだ場合は金融機関にも連絡し、口座情報を伝えた場合は不正利用への対策を確認しましょう。訪問販売などではクーリング・オフが利用できる場合もあります。

 

災害時の犯罪・消費者被害に関する公的相談窓口
  • 警察への緊急通報(110番):犯罪被害や身の危険がある場合
  • 警察相談専用電話(#9110):緊急性のない不審者情報や防犯に関する相談
  • 消費者ホットライン(188):住宅修理の高額請求や悪質な契約、訪問販売などの相談
  • 市区町村の相談窓口:被災者支援制度や住宅の復旧、生活再建に関する相談

 

 

被害を広げないための記録と情報共有

犯罪被害や不審な勧誘を受けた場合は、発生日時、場所、相手の特徴、やり取りの内容などを記録しておくと、警察や相談機関への説明に役立ちます。家族や避難所の運営者とも必要な情報を共有し、同様の被害を防ぎましょう。ただし、確認できていない情報をSNSで拡散したり、特定の人物を犯人と決めつけたりすることは避けてください。正確な情報を公的機関へ伝えることが大切です。

 

災害時の犯罪から自分と家族を守るために

災害への備えと日頃の防犯意識

災害時の犯罪被害を防ぐには、避難への備えとあわせて、防犯対策を日頃から確認しておくことが大切です。避難時の貴重品管理や家族との連絡方法、不審な勧誘への対応を事前に話し合っておきましょう。また、災害発生後は正確な情報を確認し、犯罪や詐欺の被害に気づいた場合は警察や公的相談窓口を活用してください。探偵興信所一般社団法人では、社会貢献活動として、災害時の犯罪被害防止に役立つ情報発信に取り組む方針です。自分と家族の安全を守るため、無理なくできる対策から始めましょう。

 

※本記事は、探偵興信所一般社団法人の社会貢献活動・ボランティア情報として、活動内容や参加方法について分かりやすくご案内するために作成しています。活動状況や内容は変更となる場合がありますので、参加・ご依頼の前に各記事をご確認ください。

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