
適法調査とは、探偵業法や関係法令を守り、正当な目的と方法で行う調査のことです。探偵は、尾行、張込み、聞き込み、公開情報の確認などにより、対象者の所在や行動を確認することがあります。ただし、探偵だから何でも調べられるわけではありません。GPSの無断設置、盗聴、盗撮、不正ログイン、不法侵入、スマートフォンの無断確認、銀行口座や戸籍情報の不正取得などは行えません。また、ストーカー目的、嫌がらせ目的、差別的な目的、犯罪や不当な圧力に使う目的の調査は受けられません。調査を安全に進めるには、依頼目的、情報の使い道、調査方法を事前に整理することが大切です。当法人では、違法調査につながる依頼は受任せず、適法な範囲で確認できる方法をご案内します。
探偵調査を安全に利用するための適法調査を知る
2026-07-09
2026-07-08
- 目次
- 適法調査とは何か
- 探偵業法で定められている基本ルール
- 違法調査になる行為
- ストーカー目的・嫌がらせ目的の調査は受けられない
- 差別調査・犯罪目的・不当な目的の調査はできない
- 安心して依頼するために確認すべきこと
- 適法調査に関するよくある質問
- 適法な調査で、安心して事実確認を進めましょう
- この記事のキーポイント
- 探偵調査は、探偵業法や関係法令を守って行う
- 尾行、張込み、聞き込み、公開情報確認が主な調査方法
- GPS無断設置、盗聴、盗撮、不正ログイン、不法侵入はできない
- ストーカー目的、嫌がらせ目的、差別調査、犯罪目的は受けられない
- 依頼目的と情報の使い道を確認することが、適法調査の基本
適法調査とは何か
探偵調査は、法律の範囲内で事実を確認する調査です
適法調査とは、探偵業法や関係法令を守り、正当な目的と方法で行う調査のことです。探偵調査では、対象者の所在や行動、生活状況、接触人物、トラブルの背景などを確認することがあります。ただし、探偵だからといって、相手の私生活に何でも踏み込めるわけではありません。法律を守り、依頼目的と情報の使い道を確認したうえで進めることが、適法調査の基本です。調査で得た情報は、話し合い、専門家への相談、今後の判断材料として使われるべきものであり、相手を脅したり、監視したり、嫌がらせに使ったりすることはできません。
- 探偵業法や関係法令を守る
- 依頼目的と情報の使い道を確認する
- 尾行、張込み、聞き込みなどを適切に行う
- 違法な情報取得や無断確認は行わない
- 調査結果を不当な目的に使わない
適法な調査方法と、できない調査を分けて考えます
探偵が行う調査には、尾行、張込み、聞き込み、現地確認、公開情報の確認などがあります。これらは、調査目的や状況に応じて適切に行われる必要があります。一方で、GPSを勝手に設置する、相手のスマートフォンを見る、LINEやメールに不正ログインする、盗聴や盗撮をする、住居や敷地に無断で入るといった方法は行えません。調査を依頼する側も、できることとできないことを知っておくことが大切です。適法な方法で確認できる範囲を整理することで、無理のない調査計画を立てやすくなります。
不安が強いときほど、違法な方法に頼らないことが大切です
浮気、人探し、金銭トラブル、近隣問題、企業内部不正などでは、早く真実を知りたい気持ちが強くなることがあります。しかし、焦って相手を問い詰めたり、自分で尾行したり、無断で情報を集めたりすると、相手に警戒されるだけでなく、依頼者自身が不利になる場合があります。違法な方法で得た情報は、問題解決に使いにくく、かえってトラブルを大きくする危険があります。安心して事実確認を進めるためには、最初から適法な方法で調査を組み立てることが重要です。
探偵業法で定められている基本ルール
探偵業は、公安委員会への届出が必要です
探偵業を行うには、営業所ごとに公安委員会への届出が必要です。届出をしている探偵業者は、探偵業法に基づき、調査内容、契約、秘密保持、資料管理などについて一定のルールを守る必要があります。利用者にとって大切なのは、探偵業者が正式に届出をしているか、調査方法や料金について事前に説明があるかを確認することです。届出があることは、適法に探偵業を行うための基本であり、安心して相談するための最初の確認ポイントになります。
- 公安委員会への探偵業届出があるか
- 契約前に重要事項の説明があるか
- 調査内容、期間、方法が明確か
- 料金や支払い時期が書面で示されるか
- 秘密保持や資料管理の説明があるか
契約前には、調査内容や料金の説明が必要です
探偵調査を依頼するときは、契約前に調査内容、調査期間、調査方法、料金、支払い時期、報告方法、契約解除に関する内容などの説明を受けることが大切です。口頭だけで話が進むと、後から調査範囲や費用について認識の違いが生まれることがあります。特に、追加料金、延長、成功報酬、報告書の内容は事前に確認しておく必要があります。契約前に書面で内容を確認することが、不要なトラブルを防ぐ基本です。
調査結果の使い道も、確認される重要な項目です
探偵業法では、調査結果が犯罪行為、違法な差別的取扱い、その他の違法な行為に使われると分かっている場合、探偵業者はその調査を行うことができません。そのため、相談時には、なぜ調査をしたいのか、調査結果を何に使うのかを確認します。これは依頼者を疑うためではなく、依頼者自身を守るためでもあります。ストーカー行為、嫌がらせ、脅迫、不当な接触につながる調査は受けられません。適法な目的で、適法な方法により事実を確認することが、探偵調査の前提です。
違法調査になる行為
探偵でも、違法な方法で情報を集めることはできません
違法調査とは、法律に反する方法で情報を集めたり、相手の権利や生活の平穏を侵害したりする調査のことです。探偵は、依頼を受けて対象者の所在や行動を確認することがありますが、調査のためであれば何をしてもよいわけではありません。GPSを勝手に取り付ける、住居や敷地に無断で入る、盗聴や盗撮を行う、相手のスマートフォンを無断で見るといった行為はできません。違法な方法で得た情報は、問題解決に役立たないだけでなく、依頼者自身を不利にする危険があります。
- GPSを相手の車や持ち物へ無断で設置する
- 盗聴器や隠しカメラを設置する
- 住居、勤務先、敷地内へ無断で入る
- LINE、メール、SNSへ不正ログインする
- スマートフォンやパソコンを無断で確認する
- 銀行口座、戸籍、住民票などを不正に取得する
スマートフォンやSNSの無断確認は大きなトラブルになります
浮気や金銭トラブル、SNSトラブルでは、相手のスマートフォンやアカウントを確認したいと感じることがあります。しかし、本人の同意なくスマートフォンを見たり、IDやパスワードを使ってLINE、メール、SNSへログインしたりすることはできません。たとえ配偶者や家族であっても、無断確認はプライバシー侵害や不正アクセスなどの問題につながるおそれがあります。手元にあるメッセージ履歴や公開情報を整理する範囲にとどめることが、安全な相談の基本です。
無理な証拠集めは、相手に警戒される原因になります
早く証拠を集めたい気持ちが強いと、自分で尾行したり、相手の持ち物を確認したり、隠れて撮影したりしたくなることがあります。しかし、無理な確認は相手に気づかれやすく、その後の調査が難しくなる場合があります。また、行き過ぎた行動は、依頼者側の問題として扱われる危険もあります。調査前に大切なのは、違法な手段で情報を増やすことではなく、今ある情報を整理して、適法に確認できる方法を考えることです。不安が強いときほど、焦らず安全な方法で事実確認を進めることが重要です。
ストーカー目的・嫌がらせ目的の調査は受けられない

相手を監視する目的の調査はできません
探偵調査は、依頼者の不安や問題を整理するために事実を確認するものです。そのため、相手の居場所を知って接触したい、復縁を迫りたい、行動を監視したい、待ち伏せしたいといった目的の調査は受けられません。たとえ相手が元交際相手、配偶者、知人であっても、調査結果がつきまといや嫌がらせに使われるおそれがある場合は、調査を進めることはできません。探偵調査は、相手を追い詰めるためではなく、適切な判断材料を得るために行うものです。
- 復縁や接触のために相手の居場所を知りたい
- 相手の勤務先や自宅を確認して待ち伏せしたい
- 別れた相手の交際状況を監視したい
- 嫌がらせや圧力をかける材料にしたい
- SNSやネット上で相手をさらす目的で調べたい
人探しや浮気調査でも、目的の確認が必要です
人探しや浮気調査は、正当な理由があれば探偵調査として対応できる場合があります。しかし、同じ人探しでも、相手が連絡を拒否しているのに接触したい、居場所を知って押しかけたいという目的であれば受けられません。浮気調査でも、離婚、慰謝料、話し合い、関係整理のための事実確認であれば相談できますが、相手や浮気相手への嫌がらせを目的とする場合は対応できません。調査の種類ではなく、調査結果を何に使うのかが大切な確認ポイントです。
危険性がある場合は、公的機関への相談を優先します
ストーカー被害、DV、脅迫、暴力、未成年や高齢者の行方不明など、緊急性や危険性が高い場合は、探偵調査よりも警察や公的機関への相談を優先する必要があります。探偵ができるのは、適法な範囲での事実確認や記録整理であり、身の安全を守る緊急対応ではありません。相談内容によっては、調査を進める前に安全確保が必要になることもあります。当法人では、調査を受けるかどうかだけでなく、相談者と関係者の安全を考えた対応を大切にしています。
差別調査・犯罪目的・不当な目的の調査はできない

差別につながる目的の調査は受けられません
探偵調査では、結婚、採用、取引、近隣関係などに関する信用確認を行うことがあります。ただし、出身地、国籍、家柄、思想信条、病歴、障がい、差別的な身元確認などを目的とした調査は受けられません。調査で得た情報が、相手を不当に扱う判断材料として使われるおそれがある場合、適法な調査とはいえません。探偵調査は、偏見や差別を強めるためではなく、事実を整理し、冷静な判断につなげるために行うものです。相談時には、何を確認したいのかだけでなく、その情報をどう使うのかも確認します。
- 出身地や家柄を理由に相手を判断したい
- 国籍、思想信条、病歴などを不当に確認したい
- 差別的な採用判断や結婚判断に使いたい
- 相手を脅す、追い込む材料にしたい
- 違法な取り立てや圧力に利用したい
- 犯罪や不正行為の準備に使いたい
犯罪や不当な圧力に使う調査はできません
調査結果を使って相手を脅す、嫌がらせをする、違法な取り立てをする、SNSでさらす、不当に接触するなどの目的がある場合、探偵調査として受けることはできません。たとえば、金銭トラブルで相手の居場所を知りたいという相談でも、法的手続きや話し合いのための事実確認なのか、直接押しかけて圧力をかける目的なのかで判断が変わります。同じ調査内容に見えても、目的と使い道によって受任できるかどうかが変わるため、相談時の確認が重要です。
正当な目的がある場合は、適法な確認方法を整理します
結婚前の不安、取引先の信用確認、金銭トラブル、職場の不正、家族の安全確認など、正当な理由がある場合は、適法な範囲で確認できる方法を検討できます。ただし、確認したい内容がすべて調査できるとは限りません。銀行口座、戸籍、スマートフォン内の情報、非公開アカウントなど、不正取得につながる情報は扱えません。調査で大切なのは、知りたい気持ちをそのまま進めることではなく、目的に合った安全な確認方法を選ぶことです。当法人では、受けられる調査と受けられない調査を分け、無理のない方法をご案内します。
安心して依頼するために確認すべきこと
契約前に、調査内容と料金を確認します
探偵調査を安心して依頼するためには、契約前の説明をしっかり確認することが大切です。調査内容、調査期間、調査方法、料金、追加料金の有無、報告書の形式、キャンセルや延長の扱いなどが曖昧なまま契約すると、後から認識の違いが生まれることがあります。特に、安さだけを強調する説明や、その場で契約を急がせる対応には注意が必要です。調査を始める前に、何を、どの範囲で、いくらで確認するのかを明確にすることが、安心できる依頼の基本です。
- 探偵業届出番号や運営者情報
- 調査内容、期間、方法の説明
- 料金、追加料金、支払い時期
- 報告書の内容や提出方法
- 個人情報や調査資料の管理方法
- 契約解除やキャンセル時の扱い
個人情報や調査資料の扱いも大切です
探偵調査では、相談内容、写真、動画、メッセージ履歴、対象者の情報、報告書など、慎重に扱うべき情報が多く含まれます。そのため、情報の保管方法、共有範囲、廃棄方法、報告書の受け渡し方法を確認しておくことが重要です。調査結果は、依頼者にとって大切な判断材料である一方、扱い方を誤ると相手とのトラブルにつながる場合があります。調査力だけでなく、情報管理の説明があるかどうかも、信頼できる探偵を見極めるポイントです。
違法な依頼を断る探偵かどうかも確認します
安心して依頼できる探偵は、依頼者の希望を何でも受けるのではなく、できる調査とできない調査をはっきり説明します。GPSの無断設置、不正ログイン、盗聴、盗撮、差別調査、ストーカー目的の調査などを簡単に引き受ける業者には注意が必要です。違法な方法を提案されると、依頼者自身が思わぬ責任を負う危険もあります。適法な範囲を説明し、無理な調査を断る姿勢があることは、安心できる調査会社を選ぶうえで大切な基準です。
適法調査に関するよくある質問
Q. GPSを使った調査は違法ですか?
相手の車や持ち物に、無断でGPSを設置することはできません。調査目的であっても、本人の同意なく位置情報を取得する行為は、トラブルや違法性の問題につながるおそれがあります。GPSの記録だけで相手の行動を断定することもできません。浮気調査や行動確認では、尾行、張込み、現地確認など、適法な方法で事実を整理することが大切です。
Q. 浮気調査の尾行や張込みは違法ではありませんか?
正当な目的があり、法律や周囲への配慮を守って行う範囲であれば、探偵調査として対応できる場合があります。ただし、住居や敷地に無断で入る、相手を脅す、生活の平穏を害する、過度につきまとうような行為はできません。浮気の事実確認であっても、調査方法や目的が適切であることが前提です。
Q. 相手のLINEやスマートフォンの中身を調べられますか?
いいえ、調べられません。本人の同意なくスマートフォンを確認したり、LINE、メール、SNSにログインしたりすることはできません。たとえ配偶者や家族であっても、無断確認はプライバシー侵害や不正アクセスの問題につながるおそれがあります。相談時には、手元にあるメッセージ履歴や公開情報を整理する範囲で十分です。
Q. 人探し調査はストーカー目的とどう違いますか?
人探し調査は、家族の安否確認、相続や法的手続き、過去の関係者への連絡、金銭トラブルの解決など、正当な理由がある場合に検討されます。一方で、相手が拒否しているのに接触したい、復縁を迫りたい、居場所を知って待ち伏せしたいという目的では受けられません。調査目的と、見つかった後の対応方針を確認することが重要です。
Q. 違法調査を依頼してしまうとどうなりますか?
違法な調査は、依頼者自身にも不利益が生じるおそれがあります。不正な方法で得た情報は、話し合いや法的手続きで使いにくくなるだけでなく、相手とのトラブルを大きくする可能性があります。また、違法な方法を簡単に提案する業者に依頼すると、料金トラブルや報告内容への不安にもつながりやすくなります。不安なときほど、適法な方法で確認できる範囲を相談することが大切です。
適法な調査で、安心して事実確認を進めましょう
法律を守る調査だからこそ、判断材料として使いやすくなります
探偵調査は、不安を早く解消するために何でも調べるものではありません。探偵業法や関係法令を守り、正当な目的と適切な方法で事実を確認することが大切です。浮気、人探し、信用確認、近隣トラブル、企業内部不正など、調査が必要になる場面はさまざまですが、GPSの無断設置、盗聴、盗撮、不正ログイン、不法侵入などの方法は行えません。違法な方法で得た情報は、問題解決に使いにくく、かえって依頼者自身を不利にするおそれがあります。調査を考えるときは、何を確認したいのか、調査結果を何に使うのか、適法な方法で確認できるのかを整理することが第一歩です。当法人では、ストーカー目的、嫌がらせ目的、差別調査、犯罪目的の依頼は受任せず、適法な範囲で安心して事実確認を進められるようサポートします。
※本記事は、探偵調査員が作成後、弁護士と心理カウンセラーによる監修を行い、探偵業法第十条に基づいて、相談者や一般ユーザーのコメント、意見を一部変更して掲載しています。
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記事作成者 -
栗山弁護士弁護士アドバイス:探偵に依頼する際には以下の点に注意して有効的な活用をしましょう。
・目的を明確にする:調査の目的を具体的に伝えることで、探偵が適切な調査方法を選択しやすくなります。
・証拠の使い道を考える:収集した証拠がどのように法的に利用できるか、事前に弁護士と相談しておきましょう。法的に有効な証拠の収集を重視できるでしょう。
・定期的な進捗確認:調査の進捗状況を定期的に確認し、必要に応じて調査の方向性を修正することが効果的です。担当者とコミュニケーションを密に取ることが重要です。 -
カウンセラー柴田記事監修
この記事の監修は、カウンセラー柴田(有資格)が行いました。まずは行動を確認し、事実を知ることによって気持ちの整理をすることができます。心の問題の解決にもやはり事実が必要です。
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