企業において人材の定着は課題ともなり、離職率を増加させないために対策を練る必要があります。離職率が増加する背景には予測しない事態や事業に影響を起こしかねない問題が発生している可能性もあり新しい人材を獲得すれば解決する問題だと一概には言えません。そのため現状における離職率を把握し適切な対策を行う事が重要です。離職率増加における問題を解決するためには、対処や対策を企業内で行う必要がありますが、間違った対処方法をとってしまうと改善されないだけでなく、企業のイメージ悪化や更なる問題に発展する可能性もあります。離職率増加における問題の解決方法の一つとして、探偵事務所や興信所の利用が有効だと言えます。しかし、そもそも探偵事務所や興信所を利用したことがない、利用法について知識がない場合、どのように利用すればよいか分からないですよね。今回は、離職率増加問題における探偵利用がなぜ有効なのかについて解説します。本記事を参考に、有効な探偵利用を行いましょう。
離職率の増加問題において探偵利用で解決できる理由
2024-09-05
2024-05-17
- 目次
- 離職率における問題とは
- 離職問題における企業からの探偵興信所に寄せられる相談例
- 離職率増加問題を解決するために必要なこと
- 従業員を定着させるための方法
- 離職率の増加問題における探偵事務所や興信所の利用が有効な理由
- 企業が人材定着のために探偵や興信所を利用するメリット
- 探偵興信所では法人・企業向け調査が可能
- 記事監修
- この記事のキーポイント
- 退職する原因を明らかにしていく
離職率における問題とは
離職率の増加は企業においても大ダメージ
厚生労働省が令和4年に行った雇用動向調査結果では、一般労働者における1年間の動きとして、入職者数 4,398.3 千人、離職者数 4,414.9 千人で、離職者が入職者を 16.6 千人上回っていました。例年よりも増加傾向にあり様々な企業においても離職率が課題となっています。離職率が増加していくと企業はそれに応じて様々なダメージを受けることになってしまいます。
コスト増加 |
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顧客への影響 |
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従業員のモチベーション低下 |
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はじめての方にも安心の探偵依頼を
探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。
離職問題における企業からの探偵興信所に寄せられる相談例
企業における離職率増加に関する相談内容の一部です。同じように悩んでいる方や問題を抱えている企業があり、それらを解決するために探偵調査が利用されています。
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40代男性
私はとある企業の人事総務部にて働いています。最近会社から中間層の退職が相次ぎ困惑しています。上からは中途採用枠を増やしてどうにか人員を賄おうという話をされてはいるのですが、なかなか応募が増えず採用してからも、教育を徹底しているので人員不足の影響もあり他の社員の不満が溜まっていってしまいます。今までは大体退職する人も年度が替わる時などのみでそこまで多い人数が退職を希望することは無かったので困っています。退職希望者には面談にて退職理由も聞いてはいるのですが、ライフワークバランスであったり、実家に帰るなどといった理由が多く個人的な理由が多く見受けられ、実際のところ本当なのか分かりません。何が原因なのか知り対策はできないでしょうか? -
40代女性
マネージャー業務をしていて色んな店舗を回り状況を把握するようにしているのですが、私が管轄しているエリアの一店舗が新人の定着がしなく入社3か月ほどで辞めてしまう事が多くあります。また、1,2年目でもその店舗に行くと退職希望者が増えてしまい困っています。できるだけヒアリングをしてはいるものの、女性同士のためあまり思っていることを話してくれず状況が掴むことができません。忙しいお店ではあるので一人一人の負担が多いのも分かるのですが、売り上げの低下などは全くないのですがどうしてもそのようなお店を増やしていくためにも新人教育や中間層を育てるために配属することが多い店舗でもあるので、退職者が増えてしまう事をどうにか阻止して乗り越えるようにしていきたいのです。私の立場ではヒアリングにも限界があるのでどうにか原因や現状を探ることはできないでしょうか。
※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。
離職率増加問題を解決するために必要なこと
本当の退職理由を知ることが必要
退職理由何となく辞めてみるという事はほぼなく何かしらの理由や原因があるでしょう。本人にヒアリングする企業も多くありますが、実際に聞かれた場合でも本当の理由を隠して辞めやすいようにありきたりな理由を述べているといったケースも多くあります。しかし、その退職の原因となっていることが他の従業員にも影響するような内容であると、今後も離職率が高まってしまうでしょう。だからこそ本当の理由を知る必要があります。以下の図のように厚生労働省が令和4年の1年間の間に転職した人から前職の退職理由について統計を取ったところ男女ともに労働条件と同じくらいに人間関係が原因として退職している人が多く見受けられます。そのため、退職者が多いからと企業の規則や雇用条件を良くしたとしても人間関係に問題があることを知らないままでいると改善が難しいでしょう。
【転職入職者が前職を辞めた理由別割合|参照元:令和4年 雇用動向調査結果の概況 厚生労働省】
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男性 | 女性 |
仕事の内容に興味を持てない | 5 | 3.8 |
力 ・ 個性 ・ 資格を生かせない | 4.3 | 4.8 |
人間関係 | 8.1 | 9.6 |
会社の将来が不安 | 6.3 | 4.5 |
給料等収入が少ない | 7.7 | 7.1 |
労働時間等労働条件が悪い | 8 | 10.1 |
結婚 | 0.5 | 2.2 |
出 産 ・ 育 児 | 0.1 | 2.1 |
介 護 ・ 看 護 | 0.7 | 1.5 |
そ の 他 個 人 的 理 由 | 19.1 | 24.6 |
離職理由の背景にある問題とは
離職理由は様々ですが、相談事例にも上がっていたように次々と辞めていく人が増えていること離職理由が本当の事なのかと疑いがある場合には離職理由の背景に問題が無いか確認をしておいた方が良いと言えるでしょう。会社に原因があるとみなされた場合に離職後に訴えられてしまう問題が起こる可能性も無いとは言えません。だからこそ、事実を知り対策を講じる必要があります。離職理由の背景には主に以下のような問題が挙げられます。
- 一部の従業員のハラスメント行為
- 現場における仕事量と給与が見合っていないなど、労働状況の問題
- 競合社からの引き抜き行為
従業員を定着させるための方法
原因を知り対策を練る
退職してしまう人が多い場合には、先に述べたように背景に何らかの問題がある可能性もあるため本当の原因を確認し、現状を把握したうえで適切な対策を練ることが重要です。伝えられている退職理由において対策を講じたとしても事実とは異なる場合に意味を成さなくなってしまうでしょう。また、現在雇用している従業員や新しく採用した人を定着させるためにも改善点を見つけ早急に対処していく必要があります。主な対策として様々な企業では従業員を定着させるために以下のような対策を取っています。
ニーズ確認 | 定期的に従業員の満足度や意見を確認しその結果を元に改善策を講じていくことで働きやすい環境づくりを行うことができます。 |
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福利厚生 | 継続的なスキルアップや勤務年数に応じた昇給など福利厚生を充実させることで長く勤めたいと思える会社にすることができます。 |
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組織の強化 | 従業員同士のオープンなコミュニケーションを行い、ハラスメントへの対策などを行うことでモチベーションを高め働きやすい環境にします。 |
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離職率の増加問題における探偵事務所や興信所の利用が有効な理由
探偵事務所・興信所で行えること
離職率の増加の原因を知り適切な対策を講じるためには現状の労働環境の把握・従業員のニーズチェック・退職者の本当の退職理由などさまざまな情報を得ることが重要です。しかし、実際には直接ヒアリングを行っても事実を得られるとは限りません。そのため探偵の調査において事実を確認することができます。探偵における法人向けの調査では企業が抱えている問題の解決のために必要な情報収集をピンポイントで行えます。リアルな情報を秘密裏に調査できることで適切な対策や対処を行うことが叶います。
企業が人材定着のために探偵や興信所を利用するメリット
探偵調査で離職理由の背景を知るメリット
探偵の調査では秘密裏に情報収集を行っていくことで、従業員や退職者など企業の関係者に悟られずに離職率増加の背景を探ることができます。そのため、リアルな情報が収集でき現状の問題を把握し従業員の負担にならずに問題を解決していくことが叶います。離職理由の背景としてハラスメント行為があった場合には探っていることが悟られると被害に遭っている従業員が密告したと思われてしまう事もあり公に調べるのには従業員にとってストレスになることもあるのです。だからこそ、探偵調査において内密に調査を行うことは大きなメリットと言えるでしょう。それだけでなく問題が見受けられたときにもすぐに内密に対処が出来る事から外部に知られずに済み、企業のイメージを下げることなく問題解決ができるでしょう。
探偵興信所では法人・企業向け調査が可能
企業における離職率の増加問題が発生した際やリスクヘッジを目的とした探偵利用は、近年珍しいことではなくなってきました。探偵興信所でも、法人・企業からのご相談、ご依頼も多く意識の変化が起きていることが感じられます。しかし、まだまだ企業においても探偵事務所や興信所を利用したことがない事案も多く、対策や問題解決に利用できることも知られていません。探偵興信所では、これまでに受けたご相談、ご依頼経験を生かして法人・企業向けの調査にも力を入れています。お力になれることがあればご相談ください。
法人・企業向けの探偵調査に関するご案内探偵興信所の企業向け調査サービス
記事監修
カウンセラーからのアドバイス
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専門家の見解
心理カウンセラー大久保圭祐
原因が分かっていれば、このような問題が発生する前に対応できるかと思います。原因究明には離職した、離職していく従業員の情報収集が必要ですね。会社側から従業員に聞いても本音が反映されないことは予想されます。それでいて従業員間の噂話のような不確定な情報では実用的ではありません。離職は人手の損失だけでなく、費用としても大きな損失です。専門に調査を依頼されて、早急に解決に向けて対応されることをおすすめします。
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記事作成者
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