社内に防犯カメラをつけるのは違法?トラブルにならない活用法を探偵が回答|探偵の法人向け調査

 

「社内の防犯カメラだけでトラブルは解決できる?」と感じている方は、証拠不足や死角の存在に不安を抱えているはずです。
確かに、時に社内の防犯カメラだけでは、すべてのトラブルを解決するのは難しいことがあります。この状況を放置することで、トラブルが再発したり、誤解や疑念が社内に広がるリスクがあるため、客観的な証拠を補完することが大切です。そして、それを可能にするのが、探偵調査です。この記事では、防犯カメラの限界や見落としやすいポイント、そして探偵による事実確認の意義を解説します。現在お悩みの方は、ぜひお読みください。

 

社内の防犯カメラだけでトラブルは解決できますか?

※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。

 

 

  • 相談者からの質問 相談者

    社内で備品の紛失や書類の紛れが相次ぎ、防犯カメラを確認したのですが、はっきりとした証拠にはなりませんでした。社員を疑うのも気が引けて、何もできないまま不安だけが募っています。社内の防犯カメラだけでトラブルは解決できますか?

  • 探偵の回答 探偵興信所

    防犯カメラは、「何が起きたか」を記録するツールですが、「誰がどう関わったか」まで確実に示すとは限りません。映像に頼るだけでは、角度や死角、画質の問題で真相が曖昧なまま残ることもあります。だからこそ、問題解決には映像だけでなく状況全体を整理し、補完する視点が必要です。そのギャップを埋めるのが、探偵調査という手段でもあります。

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

防犯カメラでは見えない社内トラブルの実態

死角・画質・範囲には限界がある

防犯カメラは“映るもの”しか記録できません。
設置場所や画角によっては死角が生まれ、大事な瞬間が見えないままになることもあります。また、画質や暗所性能によっては、人物の特定や動作の明確な判別が困難なケースもあります。映像が残っていても、証拠としては不十分だったり、誰が何をしたのかを示しきれないことは珍しくありません。カメラが万能だと過信してしまうと、対応が後手になる危険性があります。

 

 

関与までは映らない

カメラが捉えているのは事実の一部であり、映っていない人や、映っていないタイミングの動きが重要な場合もあります。
誰が物を動かしたのか誰がどの発言をしたのか、といった社内のやり取りや動線までは、映像だけでは把握できません。映っていない=関与していない、とは限らないのが難しいところで、逆に映っている人に無実の疑いがかかることも。映像だけに頼る判断は非常にリスクが高いのです。

 

 

この問題を放置してしまうリスク

「映っていなかったから仕方ない」「どうせ分からないから…」と曖昧なまま社内トラブルを放置してしまうと、状況は確実に悪化します。
誰かが不正をしていてもそれが表に出ず、周囲の不信感や疑心暗鬼が静かに広がっていきます。証拠がないから何もできないのではなく、見えない部分をどう補うかを考えることが、再発防止にもつながります。事実の曖昧さこそが、組織の不安を育てる温床なのです。

 

リスク
  • トラブルの再発を防げず、同じ問題が繰り返される
  • 無実の社員に疑いが向き、職場の空気が悪化する
  • 本当に必要な処分や対応ができず信頼を損なう
  • 被害の訴えが“証拠なし”で揉み消されてしまう
  • 社内の緊張感が高まり、離職や告発につながる恐れ

 

社内トラブルの真相に近づくために必要なこと

防犯カメラを設置しても、記録されていない「瞬間」や「裏側」が原因で、真相が見えないままになることはよくあります。
だからこそ、映像に頼りきるのではなく、状況全体を整理し、事実関係を客観的に見つめ直すことが必要です。ここでは、社内トラブルに直面したときに、冷静に状況を捉え、真実に近づくための基本を紹介します。

 

記録を時系列でまとめる

どの時間に何が映っていたのかを丁寧に洗い出し、足りない部分や不明点を整理しましょう。

 

死角や盲点を把握しておく

映っていない場所・角度を明確にしておくと、逆に「映っていないこと」の意味が見えてきます。

 

状況証拠を合わせて収集

社員の出入り記録、会話ログ、物の配置の変化など、映像以外のヒントも重要な材料になります。

 

社内の声や違和感も記録

電話よりもメールやLINEなど、後から読み返せる形がベスト。感情的なやり取りは避け、淡々と記録を残しましょう。

 

  • 多角的な視点で確かめる キーポイント
    防犯カメラが映しているのは事実の“断片”です。全体像を掴むには、映像と状況証拠、人の動きや空気感など多角的な視点で確かめることが必要です。曖昧な点を放置せず、「分からないことこそ丁寧に拾う」姿勢が、真相に近づく第一歩になります。

自分で行える対処策と利用できる専門家・窓口

自分で行えること

社内で何かおかしいと感じたとき、防犯カメラの確認だけではなく、日常の小さな変化や証拠を「記録として残す」ことが重要です。
例えば出勤時間や備品の配置、会話の内容など、映像に映らない情報を時系列でまとめておくことで、あとから事実を組み立てやすくなります。社員に対して過剰に詮索することなく、冷静に情報を整理することが、余計なトラブルを防ぐカギとなります。

 

自分でできること
  • 防犯カメラの録画日時を定期的にチェック・保存する
  • トラブルが起きた時刻と状況を時系列でノートに記録
  • 備品の配置や異変に気づいた際は写真を撮っておく
  • 社内の不自然な動きや会話内容をメモとして残す
  • 出退勤記録や施錠履歴と照らし合わせて整理する

 

 

自己調査で気を付けること・リスク

自分で調べようとする中で、社員のプライバシーを侵害したり、過度な詮索によって職場の信頼関係を壊してしまうこともあります。
また、感情的になって誰かを疑いすぎると、かえって誤解や対立を生む結果にもなりかねません。証拠を集める際はあくまで客観的に、誰にも偏らず、必要最小限の範囲で行動する意識が大切です。

 

気を付けること・リスク
  • 社員の行動を無断で記録するとプライバシー問題に発展
  • 噂話に流されて誤解を深めるリスクが高まる
  • 過度な詮索で社内の信頼関係が悪化してしまう
  • 曖昧な情報を根拠にすると逆に不利になる可能性
  • 記録が偏ると判断にブレが生じ、対策が遅れる

 

 

利用できる専門家・窓口

社内でのトラブルを解決するには、一人で抱え込まず、専門家による第三者の冷静な視点を入れることが大きな助けになります。
探偵は防犯カメラで見えない部分の行動確認や事実関係の裏付け調査を担当し、カウンセラーは職場の人間関係に起因するストレスや不安の整理をサポート。弁護士は法的リスクの確認や、社員対応・懲戒の手順に関するアドバイスを提供してくれます。

 

探偵

映像に映らなかった行動の把握や、第三者の出入り・接触などの実態調査を通じて、防犯カメラの記録を補完し、客観的な証拠の裏付けを行います。

 

カウンセラー

職場トラブルに関するストレスを抱えた管理者・関係者に対して、冷静さを取り戻す支援を行い、状況を整理するための心の余白をつくってくれます。

 

弁護士

社員に対する聞き取りや処分の可否、トラブルの背景にある法的リスクの確認を行い、証拠が不十分な場合の対応方法や企業防衛の方針を助言します。

 

社内の防犯カメラだけで解決が難しいなら探偵調査の活用が有効

探偵調査が有効な理由

防犯カメラだけでは捉えきれなかった行動や状況を補完するために、探偵調査は非常に有効です。
例えば、映像に映っていない死角での動き、誰がどこで何をしていたか、カメラには映らない接触や会話など、見えない事実を客観的に記録できます。記録された映像と探偵の実地調査が組み合わさることで、トラブルの背景を立体的に把握でき、より正確な判断と対策が可能になります。「証拠が不十分」で終わらせないために、事実の補強という形で調査が力を発揮します。

 

法人向け調査

法人向け調査
企業、会社内の調査
法人向け調査は、企業、会社内で起きている問題を解決するために必要な情報収集や事実確認のために行なわれる調査です。自社内では解決しづらい問題を探偵調査を利用して解決にむけた手立てを立てていきます。また、リスクヘッジや市場調査にも利用されます。
法人向け調査の詳細ページ

 

証拠収集

証拠収集
物事の事実を証明するための証拠を集める
証拠収集は、特定の事実や情報を証明するために証拠を必要とする場合に利用されます。尾行、張り込み、聞き込みなどの手法を使って信憑性の高い証拠を収集していきます。
証拠収集の詳細ページ

 

探偵事務所や興信所に依頼するメリット・デメリット

メリット

探偵調査を導入することで、防犯カメラに映らなかった「行動の隙間」や「関係性の裏側」まで確認できるようになります。
誰がどこで何をしていたか、いつ接触があったかなど、映像では不完全だった部分を詳細に記録し、客観的な証拠として活用可能です。また、外部の第三者による調査は公平性を持ち、社内の対人関係や信頼を崩さずに事実確認ができるという点でも安心です。「もう証拠がない」と諦める前に、一歩踏み込んだ事実整理を行う手段として有効です。

 

デメリット

探偵に依頼することに対して「社員にバレたら信頼を失うのでは」と心配される方も多いです。
しかし、当社では調査対象に気づかれないよう最大限の配慮をし、非接触型・非侵入型の調査を徹底しています。また、調査の意図や目的を明確にし、必要最小限の範囲で行うことで、職場内の空気や関係性を乱さずに済むよう工夫しています。ご不安がある方には、事前に綿密な打ち合わせで進め方を一緒に設計いたします。さい。

 

探偵調査に関するよくある質問と答え

相談者からのよくある質問と探偵興信所による答えです。

 

 

  •  相談者
    社員に無断でカメラを設置しても問題ありませんか?
  •  探偵興信所

    原則として「目的を明示し、必要性があること」が前提です。常識的な範囲で、業務上の正当性があれば違法にはなりません。ただし、設置場所や内容には注意が必要です。

  •  相談者
     防犯カメラで映らなかったトラブルの調査を探偵に頼むのは合法ですか?
  •  探偵興信所

    はい。探偵は法律に基づいた調査を行う専門家です。調査対象のプライバシーを侵害しない方法で、カメラ映像を補完する調査を行いますのでご安心ください。

社内の防犯カメラだけで解決できないなら専門家を頼りましょう

相談窓口を利用する

防犯カメラは強力なツールですが、映像だけでは解決できないトラブルがあるのも事実です。
映らない瞬間、聞こえない会話、見えてこない背景。その部分を放置すれば、問題は曖昧なまま残り続けます。本記事を通じて、事実を補完し、社内の安心を守るためには、客観的な調査が必要な場面があることをご理解いただけたと思います。もし不審な点や判断に迷う状況がある場合は、個人で抱え込まず、私たちの24時間無料相談窓口へご相談ください。見えない問題こそ、真実に近づく第一歩を一緒に探しましょう。

 

  • 記事作成者 記事作成者
    探偵S
    この記事を書いたのは、探偵業界22年の探偵Sがこれまでの依頼や調査経験を活かして、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく作成しています。
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