解体業者社内にスクラップ着服・泥棒がいるかもしれない

 

解体業者から入った1本の電話。「疑いの段階ですが、スクラップ泥棒をしている人物がいます」。解体業者における問題解決にはさまざまな方法がありますが、探偵事務所や興信所の利用が有効だと言えます。スクラップは別名廃金属と呼ばれますが、資源であり、貴重な資産となります。今回は、解体業者における悩み「スクラップ着服・泥棒問題」を探偵が調査で協力しました。

 

スクラップとは

金属製品の廃棄物や、金属製品を作る過程で出る廃金属のこと。スクラップは高価で買い取られるため、当然ながら資産価値があります。

 

解体業者を悩ますスクラップ着服・泥棒問題とは

スクラップ窃盗事件においては、近年ニュースでも取り上げられることが多くなっていることから、解体業者のみならずスクラップの買取、処理、リサイクル、再利用などを専門としている業界においても非常に大きな問題になっています。以下は過去に起きたスクラップにまつわる窃盗・泥棒・着服が発覚したニュースです。

 

 

スクラップに関連する事件やニュース

 

スクラップとして売れる廃材の一例

  • アルミ・ステンレス・特殊金属
  • ステンレス
  • 鉄・銅・鉛
  • ラジエーターモーター
  • バッテリー
  • 雑線
  • エアコン機械・給湯器・

 

 

 

スクラップを着服・泥棒することの問題点

「従業員が不正行為を働き、スクラップを転売しました。解体作業中に回収した建材や金属を勝手に持ち出し、裏で高値で売りさばいていました。」以下に問題点を列記します。

 

  • 窃盗: 解体業者の資産であるスクラップを勝手に持ち出す行為は窃盗罪に該当します。窃盗は、他人の財物を不正に取得する行為を指し、刑法によって禁止されています。
  • 横領: 従業員が解体業者のスクラップを自身の利益のために不正に取り扱う場合、横領罪に該当する可能性があります。
  • 背任: 解体業者の従業員は、会社からスクラップの管理を任されており、その責任を背負っています。従業員がスクラップを持ち出して転売する行為は、背任罪に該当する可能性があります。

 

 

全国で相次ぐ窃盗事件

グレーチング窃盗

 

頻発する銅線ケーブル窃盗事件のなぜ? 銅の価格高騰により、転売を目的とした個人・団体による窃盗団がいると見られています。銅線ケーブルは追跡が困難であるため、被害が容易に隠蔽されることも一因として挙げられます。

 

太陽光発電の泥棒被害も著しい 太陽光発電所には銅線ケーブルが頻繁に使用されており、またその設置場所が郊外など人目につきにくい場所であるため、盗難のターゲットとして狙われやすいという事情が存在します。

 

 

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

解体業者からの悩み「スクラップ着服・泥棒」|探偵興信所への相談例

解体業者からの相談内容の一部です。同じように悩んでいる、問題を抱えている解体業者があります。

 

  •  40代男性
    直請け、下請け含め解体業を営んでいます。自分の若い頃を思えば、従業員は真面目に仕事してくれていると思っています。あるって言えばある、よくある話なので驚いてはいませんが、鉄クズを転売している従業員がいます。想像するところに中堅と新入りがグルになっています。スクラップ買取業者と委託契約を結んでいますが、それ以外の所にコンテナを運んでいる疑いがあります。
  •  50代女性

     

    スクラップ買取の見積もりと実際に大きな開きがあります。買い取りは雑収入に計上するのですが、このままだと税務調査が入った場合に嫌疑をかけられます。
  •  70代男性
    完全に信頼関係の破綻。現場から出た廃材を業者に持ち込んでいる。目下契約外の場所へ出入りしている社員がいる。一度の量は多くないはずだが、回数が頻回になり、かれこれ遡ると会社の利益を個人の懐に入れている可能性がある。こんなことなら「うまくやれ!」なんて言うべきじゃなかった。

※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。

 

解体業者の悩み「スクラップ着服・泥棒問題」を解決するために必要なこと

解体業者にまつわるスクラップ着服・泥棒問題解決には真実の解明が必要

解体業者にまつわるスクラップ着服・泥棒問題解決の糸口は、事実の確認と証拠です。まずは問題となっている出来事の事実確認を行い、必要な場合には証拠を取得することで問題解決に繋がります。そのためには、然るべき方法で調べたり情報を収集する必要がありますが、間違った方法をとってしまうと違法性が疑われたり、相手がいる問題に対してはばれる可能性もあるため慎重に対応する必要があるでしょう。

 

解体業者がスクラップ着服・泥棒を解決するための方法

解体業者におけるスクラップ着服・泥棒問題発生時に自分・自社で行えること

解体業者においてスクラップ着服・泥棒問題が発生した際、ご自身や自社で行えることはできるだけ社内で行いましょう。情報や事実の整理をはじめ、社内規定に従って問題発生時の対処を行いましょう。しかし、問題内容によってはご自身や自社では行えないことも発生します。そんな時は以下のような専門家を頼ることでスムーズな解決を望めます。

 

自分・自社で行えない場合に利用できる場所

 

解体業者内の調査

社内内部調査を利用して情報収集、事実の確認を行う
弁護士

顧問弁護士がいる場合は法的な見解を尋ねたり対処方法をとってもらう

探偵事務所・興信所

社内で調査しきれない事柄については探偵事務所や興信所の調査を利用する

 

 

スクラップ着服・泥棒を解決するために探偵が協力できること

探偵事務所・興信所で行えること

解体業者におけるスクラップ着服・泥棒問題に対して探偵事務所や興信所の利用が有効な理由は、内部調査では確認できない情報が得られるということです。企業や法人の内部調査では、社内隠ぺいの可能性も否めないため事実の確認や証拠が出ないこともあります。しかし、探偵事務所や興信所を利用すれば社内事情に関わらず事実のみをお伝えすることができます。また、探偵は調査のプロでもあります。社内の調査部が早朝や深夜帯、長時間の張り込みや尾行などを行えるわけではありません。専門家を利用することは、時に費用対効果の高い結果が得られると言えるでしょう。また、顧問弁護士による法的対処を行う場合にも、弁護士より証拠が必要だと言われるケースもあります。

 

 

行動調査

行動調査
特定人物の行動
情報や証拠を収集する上で最も多く利用される基本となる調査です。特定の個人や団体に対して、尾行や張込みといった手法を用いて調査を行います。行動調査で知り得た情報は、問題解決の判断材料になります。
行動調査の詳細ページ

 

スクラップ着服・泥棒問題を解決するために探偵利用のメリット・デメリット

メリット

  • 専門的な手法で情報を収集することができる
  • 個人が調査を行う場合と比較して、より効率的に調査を進めることができる
  • コストカット、時間カットに繋がる
  • 自身の身元や目的を他人に知られずに調査を進めることができる

 

デメリット

  • 費用がかかる、調査結果に関わらず調査に対する費用が発生する
  • 違法性がある調査、工作行為、犯罪行為に加担する調査はできない
  • 法的手続きや逮捕などの行為はできない

 

 

解体業者スクラップ着服・泥棒問題|探偵興信所のご案内

解体業者におけるスクラップ着服・泥棒問題が発生した際やリスクヘッジを目的とした探偵利用は、近年珍しいことではなくなってきました。探偵興信所でも、法人・企業からのご相談、ご依頼も多く意識の変化が起きていることが感じられます。しかし、まだまだ解体業者においても探偵事務所や興信所を利用したことがない解体業者も多く、対策や問題解決に利用できることも知られていません。探偵興信所では、これまでに受けたご相談、ご依頼経験を生かして法人・企業向けの調査にも力を入れています。お力になれることがあればご相談ください。

 

 

 

  • 記事作成者 記事作成者
    探偵S
    この記事を書いたのは、探偵業界22年の探偵Sがこれまでの依頼や調査経験を活かして、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく作成しています。
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