社内不倫している社員を解雇するには?企業側ができることを探偵が回答|探偵の民事トラブル調査

 

社内不倫している社員を解雇できるのか?」と悩んでいる方は、きっと組織の秩序や社員の士気低下など、目に見えない不安を抱えているのではないでしょうか。
社内不倫を放置すると、業務への悪影響職場環境の悪化、さらには外部への信用失墜リスクにもつながります。だからこそ、正当な証拠を持って手続きを踏み、必要であれば解雇に向けた対応をすることが大切です。そしてその判断に欠かせない事実確認を可能にするのが、探偵調査です。この記事では、社内不倫問題にどう向き合い、どう解決へ導くかを具体的に解説しています。対応に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

同様の問題が生じやすい職業

医療・介護業界|飲食・サービス業|IT・ベンチャー企業|教育・保育業界|広告・出版・マスコミ業界 など

 

社内不倫している社員を解雇するにはどうしたらいいですか?

 

  • 相談者からの質問 相談者
    社内で不倫関係にあると思われる社員がいます。二人とも家庭があり、男性社員にいたっては奥さんが妊娠中です。業務に支障が出てきており、他の社員からも不満の声が上がっているのですが、プライベートな問題にどこまで企業が介入できるのか分からず、対応に悩んでいます。社内不倫している社員を解雇するにはどうしたらいいですか?
  • 探偵の回答 探偵興信所

    社内不倫が実際に企業運営へ悪影響を及ぼしている場合、それは「私的な問題」ではなく「職場秩序の問題」として扱うことができます。大切なのは、感情的な噂や推測ではなく、客観的な事実や影響を明確に整理すること。それによって、適切な処分や対策の正当性を築くことが可能になります。

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

社内不倫にまつわる問題

社内不倫は社内の空気を静かに壊す

社内不倫は、最初は誰にも知られずに進行していたとしても、やがて周囲の違和感や噂となって表面化していきます。
「なんだかあの2人、距離が近いかも…」という些細な気づきが、チームの協調性や信頼関係にひびを入れることもあります。また、場合によっては社内不倫を不快に思った他社員の離職も引き起こされる可能性があります。周囲が気を遣ったり、えこひいきと感じるような言動が見られたりすれば、不満や不信感が蓄積されるのは当然の流れです。たとえ仕事上のミスやトラブルがなかったとしても、空気のよどみがモチベーションの低下につながることもあるのです。

 

 

社内不倫を理由に解雇できるのか

社内不倫そのものは私生活の問題であり、ただそれだけを理由に解雇することは原則としてできません。
ただし、不倫によって業務に支障が出たり、職場の秩序が乱れたり企業に実害が生じた場合は、懲戒処分や解雇が認められる可能性もあります。重要なのは、不倫の影響が客観的に確認できるかどうかです。証拠や状況の整理が不十分なまま処分を行うと、企業側が不当解雇と判断されてしまうリスクもあるため、慎重な判断と裏付けが不可欠です。

 

解雇が有効と判断される可能性のある例
  • 業務時間中に繰り返し不倫行為を行い、職務を著しく怠った場合
  • 社内の風紀を乱し、他の従業員に動揺や不安を与えた場合
  • 不倫が原因で社内トラブルが拡大し、業務運営に支障をきたした場合
  • 配偶者とのトラブルが業務に波及し、企業イメージに悪影響を与えた場合
  • 当事者の一方が退職に追い込まれ、人員構成に影響を与えた場合

 

 

この問題を放置するリスク

社内不倫を疑いながらも手を打てないままでいると、企業側の信頼や秩序が静かに崩れていきます。
風紀の乱れや業務支障、離職や法的トラブルに発展するケースもあります。以下のようなリスクを避けるためには、早期に確実な証拠を持って対処することが重要です。

 

この問題を放置するリスク
  • 機会損失によって多大な損害を被る
  • 虚偽予約による空室が続くと、現場の不満や不安が広がる
  • キャンセル対応に追われ、本来の顧客対応が遅れる恐れ
  • 空室トラブルや予約混乱で、常連顧客が離れる可能性
  • 記録や傾向を残しておかないと、加害者の特定が困難になる

 

 

社内不倫している社員を解雇する時に必要なこと

社員の社内不倫に気づいたとしても、すぐに問い詰めたり処分を検討するのは得策ではありません。
不倫は個人のプライバシーに関わる問題であり、法的にも慎重な対応が求められます。特に解雇という重大な処分を有効にするには、「企業運営に具体的な悪影響を及ぼした」という客観的な事実の裏付けが不可欠です。表面的な憶測ではなく、就業規則や業務実態に照らして冷静に整理することで、正当な対応に繋げることができます。焦らず、まずは社内状況の正確な把握から始めましょう。

 

就業規則と懲戒事由を確認

まずは、自社の就業規則に「不倫」や「風紀の乱れ」に関する記載があるか確認しましょう。明文化された懲戒事由がない場合、処分の有効性を主張するのは難しくなります。解雇に限らず、処分の種類を検討する際にも、社内ルールとの整合性が重要です。

 

業務への影響等を整理

不倫が社内の人間関係や業務効率にどう影響しているのかを具体的に記録しましょう。例えば、当事者の関係が原因で職場の雰囲気が悪化した、他の社員の士気が下がった、業務上の支障が出た、など実害の内容が重要です。感情ではなく客観的な影響が鍵です。

 

周囲の証言を控える

職場の社員から「雰囲気が悪い」「気まずい」などの声が出ている場合、それらの証言や相談記録も残しておきましょう。特に上司や人事部に寄せられた報告内容は、企業秩序への悪影響を示す材料になります。日付と内容を簡潔にまとめておくのが理想です。

 

不倫の継続性や悪質性の有無を把握

たまたま一度の関係だったのか、長期にわたる関係で業務時間にも及んでいるのかによって、企業への影響の重さは変わります。また、関係性の強要や、優位性を利用した行為があった場合は、パワハラやセクハラにも該当する可能性があるため、内容の精査が必要です。

 

 

  • どんな実害があったのかを冷静に整理する キーポイント

    「社内不倫=即解雇」ではなく、まずは企業にどんな実害があったのかを冷静に整理することが最優先です。就業規則に基づく正当な対応をとるためには、客観的な証拠や記録が重要な判断材料となります。不倫が業務にどのように関係し、どれほどの影響を及ぼしているかを把握しておくことが、後の処分や対話の正当性を支えます。

社内不倫している社員を解雇する時にできること

自分で行えること

社員の社内不倫が疑われる場合、まずは冷静に「感情」ではなく「事実」に基づいて状況を見極めることが大切です。
会社として一方的に決めつけてしまうと、名誉毀損やプライバシー侵害に発展する可能性もあるため、証拠性を意識した記録が求められます。日々の言動や行動パターンの変化、関係者のヒアリングなど、目に見える情報を客観的にまとめておくことで、後の判断材料として役立ちます。

 

自分で行えること
  • 勤怠表やスケジュールの不自然な変更点を記録する
  • 社内外での接触の目撃証言を集める
  • 社員間のメールやSNSのやり取りに注意を払う
  • 人事評価や異動の経緯など業務的な関係性を精査する
  • 他社員からの苦情・相談内容を日報などに残す

 

 

自己調査で気を付けること・リスク

企業が独自に不倫の証拠を集めようとする際、やり方を誤ると法的リスクや社内トラブルの拡大を招くおそれがあります。
例えば、勝手に個人のPCやスマホを調べたり、尾行・盗聴などを行うと、プライバシー侵害違法行為にあたる可能性があり、逆に企業側が訴えられることも。調査のつもりが加害行為になる前に、リスクを理解して慎重に行動する必要があります。

 

自己調査のリスク・注意点
  • 無断で私物やメールをチェックすると違法となる可能性あり
  • 尾行や張り込みは個人ではトラブルになりやすい
  • 社内の噂が広がると、名誉毀損で訴えられる可能性あり
  • 他の社員の信頼を損ね、職場環境が悪化するリスクあり
  • 感情的になって本人を問い詰めると逆効果になることも

 

 

自分で解決できない場合に利用できる専門家

このような社内不倫の問題においては、複数の専門家の連携が効果的です。
まず、事実確認を担うのは探偵。そこから、社員への対応方針については、心理的な配慮が必要な場合はカウンセラー、法的手続きを踏む必要があるときは弁護士に相談するのが理想です。単独で判断せず、それぞれの専門家を適切に使い分けることで、冷静かつ合法的な解決が可能になります。

 

探偵

社員の行動調査や接触記録を通じて、不倫の事実を客観的に証拠化します。社内調査では得られない外部での接触なども把握でき、就業規則に基づく対応の根拠を得るのに役立ちます。

 

カウンセラー

不倫問題に揺れる当事者やその周囲の社員のメンタルケアを行い、社内の人間関係や業務への悪影響を軽減します。退職勧奨前後のフォローとしても有効です。

 

弁護士

就業規則の見直しや、懲戒処分の適正性の確認、退職合意書の作成など、企業法務としての対応全般を支援。訴訟や交渉に発展した場合の代理人としても心強い存在です。

 

社内不倫している社員を解雇するなら探偵調査が有効

探偵事務所・興信所で行えること

探偵調査を活用することで、社員の社内不倫が業務時間中に行われているか、どのような頻度・場所で会っているのかなど、客観的かつ法的に有効な証拠の収集が可能になります。
企業が慎重に対応を進める上で、ただの「噂」や「感情」ではなく、事実に基づいた判断が必要です。探偵による証拠は、不当解雇とされるリスクを避けるための強力な後ろ盾となり、就業規則に沿った処分や退職勧奨の裏付け資料として非常に有効です。

 

民事トラブル調査

民事トラブル調査
トラブル事に関する情報収集
民事トラブル調査は、生活で起きる様々なトラブルを解決するために、必要となる情報や証拠を収集するための調査です。調査で知り得た情報は、問題に適した専門家やコンサルティングにも利用され、問題解決に役立てられます。
民事トラブル調査の詳細ページ

 

証拠収集

証拠収集
物事の事実を証明するための証拠を集める
証拠収集は、特定の事実や情報を証明するために証拠を必要とする場合に利用されます。尾行、張り込み、聞き込みなどの手法を使って信憑性の高い証拠を収集していきます。
証拠収集の詳細ページ

 

探偵興信所を利用するメリットとデメリット

 

メリット

探偵調査のメリットは、第三者だからこそ社内に波風を立てずに事実確認ができることです。
社内不倫は非常にデリケートな問題であり、社内での聞き取りや監視では余計な噂や対人トラブルに発展するリスクがあります。当社の探偵調査なら、あくまで第三者の立場から、対象者の行動や外部での接触状況を丁寧に記録できます。人間関係に配慮しつつ、企業にとって必要な証拠だけを取得することで、職場全体に波風を立てることなく冷静かつ戦略的に対応を進めることが可能です。

 

デメリット

探偵調査のデメリットは、社内の人間関係や内情までは読み取れない点です。
探偵調査では対象者の行動や接触状況は客観的に把握できますが、社内でどのような人間関係が築かれているか、周囲にどのような影響が出ているかまでは直接は見えません。そこで当社では、経営者様や人事担当者との丁寧な事前ヒアリングを重視し、社内事情に合わせた調査設計を行っています。これにより、調査結果が社内判断に活用しやすい形になるよう、現場とのすり合わせを徹底しています。

探偵興信所の公式LINE

LINE無料相談
探偵興信所の公式LINE
探偵興信所では、LINEでの無料相談もお受けしています。電話やメールでは相談しづらい方も、LINEでいつでもご利用いただけます。無料の見積作成、調査に関する相談ももちろん無料でご利用いただけます。
公式LINEで無料相談する

同業種からの類似依頼例

同業からの過去の依頼例

社内不倫の問題は、人間関係や評価、信頼に直結するため、経営者や人事担当者の中には「社内では調査できない」「弁護士に相談するにも証拠がない」と頭を悩ませている方が少なくありません。
実際に当社には、実務や人事判断に支障をきたすほど深刻な不倫トラブルの相談が、企業経営者から数多く寄せられています。探偵調査では、社内の目では把握できない対象者の動向を客観的に可視化できるため、証拠に基づいた正当な処分や対応が可能になります。ここでは、実際にご依頼いただいた2つの事例をご紹介します。

 

【ケース1】社内リーダー職の社内不倫疑惑の調査事例

 

  • 常連客による備品盗難の実態解明 探偵N
    某IT企業の人事部からのご相談。「管理職同士の不倫が社内で噂になり、チームメンバーが動揺して業務に支障が出ている」とのことでした。役職者同士の関係性であるため、上司が直接確認することも難しく、誰にも話せないまま時間が過ぎ、現場が崩れかけていました。当社では、対象者2名の勤務時間外の行動や接触状況を徹底的に調査。出張と称した私的な外泊などの事実が複数確認され、報告書にまとめて企業側に提出。結果として片方の配置転換と、もう片方への指導処分が円滑に進められ、現場の混乱は沈静化しました。

【ケース2】:取引先相手との不倫疑惑の調査事例

 

  • 従業員による金銭窃取の疑惑調査 探偵I

    製造業の経営者様からのご相談で、営業部の社員が「社外の取引先と不適切な関係を持っているらしい」との内部通報が寄せられたケースです。関係が事実であれば利益相反や契約不正のリスクもあるため、慎重な判断が求められました。社内調査では把握しきれず、当社が対象社員と取引先担当者の接触を行動調査。複数の夜間密会や休日の遠出、物品の受け渡しなどが判明し、証拠として提出。社内処分に加え、取引先への契約見直しにも発展しました。外部との関係を含めた調査は、探偵にしかできない範囲だとご評価いただきました。

よくある質問とその答え

  • 相談者からの質問 相談者
    社内不倫の証拠があれば、すぐに懲戒解雇できますか?
  • 探偵の回答 探偵興信所
    いいえ。証拠があっても、企業側が就業規則に基づき、業務への具体的な悪影響や企業秩序の乱れを立証できる必要があります。調査結果はその「根拠の一部」として使えますが、即解雇の判断には慎重な検討が求められます。
  • 相談者からの質問 相談者
    不倫相手が同僚かどうか、調査で特定できますか?
  • 探偵の回答 探偵興信所
    はい。対象者の行動調査によって、不倫相手が社内の人物かどうかを特定することは可能です。接触場所・時間・身元情報などを整理し、社内関係者との接触であることを裏付ける記録を収集します。

探偵興信所の法人・企業向け調査をご利用ください

社員の社内不倫を巡る問題を適切に解決するには、客観的な事実に基づいて解雇の正当性を明らかにすることが重要です。
その「正当性」は、探偵調査による行動記録や接触証拠によって裏付けることが可能です。企業が独自に調査を行うことには法的・倫理的なリスクもあり、対応にも限界があります。過去の依頼者の中には、「事実を知ることで冷静に判断できた」という声も少なくありません。同じような悩みでご相談される経営者様も実は非常に多いのです。対処に迷う前に、ぜひ弊社の24時間無料相談窓口をご活用ください。

 

 

※本記事の相談内容は、探偵業法第十条に基づいて、実際の調査事例をもとに一部内容を再構成・編集し、関係者の個人情報が特定されないよう最大限の配慮をもって記載しております。民事トラブル調査とは、刑事事件とはならないが法的な解決が必要な事案において、調停・訴訟などを見据えた証拠収集や住所・所在の特定、関連情報の調査を行うものです。当該調査は、ご依頼者様またはその代理人の正当な依頼にもとづき、合法的かつ適切な手段によって実施しています。

  • 記事作成者 記事作成者
    探偵S
    この記事を書いたのは、探偵業界年の探偵Sがこれまでの依頼や調査経験を活かして、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく作成しています。
    記事作成者プロフィール

お問い合わせ24時間対応

24時間無料相談・
お見積もりフォームFORM

お悩み、困りごと、調べたいことは、
24時間いつでも探偵がお答えしております。
  • ※送信した情報はすべて暗号化されますのでご安心ください。
  • ※送信後24時以内に回答が無い場合は0120-289-281までお問い合わせください。
  • ※お急ぎの方は 電話無料相談をご利用ください。
   
お名前(匿名でも可)
お住まい地域
ご連絡先(携帯または固定電話)
メールアドレス

※携帯アドレスはPCからの受け取り可能に設定してください

お調べになりたい事項
現時点での情報
依頼目的、希望・要望、その他
ご都合の良い時間帯

※返答を希望する時間帯をお知らせください

関連記事