アプリで知り合った人にお金を騙し取られたら?返してもらえるかどうかを探偵が解説|探偵の実態調査

 

アプリで知り合った人にお金を騙し取られた」と悩んでいる方は、きっと深いショックと不安を抱えていると思います。そんな方には、探偵による実態調査の活用すると、相手の身元や実在性を明確にすることができます。恋愛感情や信頼を利用した金銭詐欺は、そのままにしている間に証拠が消えてしまい、被害が大きくなるリスクがあります。今回の記事では、金銭トラブルの背景や注意点、探偵依頼前にできる証拠の集め方、そして探偵をはじめとする専門家の活用方法についてをお伝えしていきます。どうすれば良いかわからないでいる方、ぜひ最後までお読みください。

 

アプリで知り合った人にお金を騙し取られたら、どうすればいいですか?|相談者からの質問と探偵の回答

※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。

 

 

  • 相談者からの質問 相談者

    出会い系アプリで知り合った男性から「2人の未来のために貯金しよう」と言われ、僕たち専用の口座を作ったからここに入れてねと金額を指定されました。彼も入金していたので安心して、言われた金額を毎月振り込んでいたのですが、先日ふとその口座を開いてみたらほとんど引き出されていました。払っていたお金を取り戻したいと思っています。相手の名前や住んでいる場所は分かりますが情報が少ないでしょうか。アプリで知り合った人にお金を騙し取られたら、どうすればいいですか?

  • 探偵の回答 探偵興信所

    ケースによって結果が変わる相談事例の一つですが、「手がかりを増やす」ことで回収・摘発の可能性が上がります。まずは速やかに振込を行なっていた銀行に連絡して、事情を説明しましょう。銀行は警察の被害届があれば調査協力をする場合があります。警察に提出するべき証拠が足りないかもしれないと感じたら、私たち探偵興信所にも併せてご連絡くださいね。

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

恋愛を装った金銭トラブルが起こる背景とは?

恋愛感情を利用した「信頼関係の錯覚」

恋愛を装う詐欺の多くは、相手が時間をかけて信頼を築くことから始まります。最初は共感や優しさを示し、あなたと叶えたい夢や将来の展望を語り合ううちに「一緒に結婚資金を貯めよう」「二人の将来のために今から貯金を始めよう」といった言葉をかけてくることがあります。この段階では「騙されている」という自覚がなく、むしろ「支え合っている」という錯覚を持ってしまうのです。

 

 

アプリ上の関係は身元確認が曖昧

出会い系アプリでの出会いは、本人確認が不十分な場合も多く、偽名や他人の写真を使うケースも珍しくありません。相手が実際はどんな人物なのかを確認しづらいことから、気づかないうちに「架空の人物」と未来を約束してしまうこともあるのです。住所や勤務先などの情報が少ない場合、後から追跡しづらくなるのも特徴です。

 

 

この問題を放置するリスク

お金を取られたショックや信じてしまったことへの恥ずかしさから「自分が悪かったんだ」と問題をそのままにしてしまう方もいます。しかし、その間に相手は口座を閉鎖したり、別名義で他のへとをターゲットに同じ活動を繰り返すなどするリスクがあるのです。また時間が経つほど金銭の回収も難しくなるため、早い段階で「何を・誰に・どう送ったか」を明確にし、動き出すことが大切です。

 

リスク

  • 相手が別の名義やアカウントで逃げ、所在が分からなくなる
  • 金銭の流れを証明できず、返金請求が難しくなる
  • 追加の詐欺勧誘(別口座への入金依頼など)が来る
  • SNS上で他の被害者を装い、情報操作をされる
  • 精神的ショックで自責感が強まり、判断力が鈍る

 

 

アプリで知り合った人にお金を騙し取られた時に必要なこと

信じていた相手にお金を騙し取られたとき、大切なのは、今ある情報をできるだけ残しておくことです。お金を取り戻すためには、誰が・いつ・どんな手口で・どのようにお金を受け取ったのかを整理し「詐欺である」ことを証明できる状態をつくることが最優先です。相手を問い詰めたり、感情的にメッセージを送ってしまう人も多いですが、それは逆効果。相手が逃げたり証拠を消すきっかけになってしまいます。

 

送金記録・メッセージをすべて保存する

銀行の振込履歴やアプリ内の送金履歴、相手とのメッセージをすべて保存しましょう。削除される前にスクリーンショットでバックアップを取ることも重要です。「恋愛」ではなく「取引」である証拠を残すことで、後の返金請求が現実的になります。

 

相手のプロフィール情報を控える

相手のアカウント名、登録電話番号、メールアドレス、使われた写真など、分かる限りの情報を記録しておきましょう。偽名や複数アカウントを使っているケースも多く、情報を整理するほど探偵や弁護士が追跡しやすくなります。

 

関連口座の動きを調べる

送金先の口座が個人名義か法人名義かを確認します。名義が異なる場合は、第三者口座を使った詐欺の可能性が高いです。警察に相談する際や、探偵が調査を進める際の重要な手がかりになります。

 

相手への連絡は一切控える

「返してほしい」と直接訴えると、相手がブロックしたり、痕跡を消す恐れがあります。あくまで証拠を確保してから、専門家に相談するのが安全です。冷静さを保ち、相手の行動を静かに観察することが次の一手を導きます。

 

  • 「詐欺である」ことを証明できる状態をつくることが鍵 キーポイント

    お金を取り戻すには、「詐欺である」ことを証明できる状態をつくることが鍵となります。相手が逃げても、送金履歴やメッセージがあれば行動を追える可能性があります。自分だけで動こうとしないで、必ず専門家と連携すること。例えば私たち探偵が相手の実在性や所在を明らかにすることで、返金交渉や法的措置の現実性が大きく高まります。早い段階で一歩を踏み出すことが肝心ですよ。

自分で行える対処策と自己調査のリスク

自分で行えること

アプリで知り合った人にお金を騙し取られたと感じたら、まず自分でできる範囲で「手元にある情報の整理」を行いましょう。焦って相手に連絡を取ると、証拠隠滅や逃亡を引き起こす恐れがあります。これをしておくと公共機関への相談や探偵相談を行う際に話がスムーズに進んでいきます。

 

自分でできること
  • 送金履歴やメッセージを削除せず保存しておく
  • 相手のプロフィール・アカウント情報をメモに残す
  • SNSやマッチングアプリの利用履歴をスクリーンショット保存
  • 使われた口座ややり取りの時期を時系列で整理
  • 信頼できる人に現状を話して冷静さを保つ

 

 

自己調査で気を付けること・リスク

自分だけで相手の住所を探したり、相手の勤務先に問い合わせるなどの「個人的な追跡行動」はトラブルを悪化させる危険があります。無断での詮索すると名誉毀損やストーカー規制法に触れる恐れもあり、逆にあなたが不利な立場に立ってしまう可能性も。被害の証拠を確保するまでは、「できる範囲の記録」と「専門家への相談」を優先しましょう。

 

自己調査の注意点・リスク
  • 個人情報の不正取得は法的リスクがある
  • SNSの裏アカウント特定は誤認の危険が高い
  • 直接会いに行くとトラブルに発展しやすい
  • 共通の知人に詮索を頼むと情報が漏れやすい
  • 感情的な投稿や暴露は逆に名誉毀損になる

 

 

利用できる専門家・公共の窓口

利用できる公共機関

詐欺や金銭トラブルの被害を受けた場合、個人だけで抱え込まずに公的な窓口を活用することが重要です。特に「返金が可能か」「警察に被害届を出すべきか」などの判断は、専門の相談員に話を聞くことで現実的な道筋が見えてきます。以下のような機関は、実際に利用できる信頼性の高い相談先です。

 

「すぐに被害届を出すほどではないが不安がある」「詐欺かどうか判断できない」という段階でも相談ができます。金銭のやり取りや通信履歴の証拠がすでに集まっていれば、警察が事実確認を行い、必要に応じて捜査へつなげてくれることもあります。電話番号:#9110

 

悪質な金銭トラブルや詐欺商法に関する相談を受け付けています。消費者ホットラインから最寄りのセンターにつながり、事例に応じて警察や弁護士につなぐサポートも行います。アプリ経由の詐欺や高額請求など、幅広いトラブルに対応してくれます。電話番号:188

 

 

利用できる専門家・窓口

探偵

相手の所在や身元を特定するためには、探偵による合法的な調査が有効です。SNSアカウントや送金口座などから実在する人物を特定できれば、弁護士が正式な請求手続きに移行できます。個人では入手困難な情報を安全に収集できる点が強みです。

 

カウンセラー

裏切られたショックや怒り、自己嫌悪の感情を整理するために有効です。詐欺被害は心のダメージが大きく、冷静な判断を失いやすくなります。カウンセラーに話すことで気持ちを整え、行動の優先順位を見極められます。

 

弁護士

集めた証拠をもとに、民事上の返金請求や刑事告訴を行えます。探偵が特定した住所・勤務先情報をもとに内容証明郵便を送るなど、法的な圧力をかけて返金を求めることも可能です。早期相談で手続きがスムーズになります。

アプリで知り合った人にお金を騙し取られたなら探偵調査の活用が有効

探偵調査が有効な理由

アプリで知り合った相手による金銭トラブルでは、相手の身元や実在性を確認することが最も難しい部分です。探偵調査を活用することで、相手が本当に存在する人物なのか、どこに住み、どんな生活をしているのかを明らかにすることが可能になります。特に、SNS上の写真や振込口座など、わずかな手がかりから所在や身元を突き止める調査は、個人では限界があります。相手の実態がわかれば、返金請求や法的措置を取るときの「根拠」として活用でき、警察や弁護士の動きを後押しできます。

 

実態調査

実態調査
対象に関する実態の確認
実態調査は、問題やトラブルの事実確認を行う調査のことです。多くの場合、問題の原因追及に実態調査が利用されます。原因が特定できれば問題を解決する糸口になるため、重要となる調査といえます。
実態調査の詳細ページ

 

探偵事務所や興信所に依頼するメリット・デメリット

メリット

アプリ詐欺の加害者は、偽名やレンタル住所、ネットカフェなどを利用し、足取りを巧妙に隠す傾向があります。私たち探偵はアプリ上の情報や振込口座、SNS投稿などを分析し、実際の居住地や勤務先を特定することできます。調査によって、お金だけがなくなった悔しい思いをそのままにせず、法的に戦える準備が整う可能性がぐっと高まるのです。

 

デメリット

個人を装った組織的な詐欺グループの場合、相手を特定しても実際の回収まで時間がかかることがあります。この場合、探偵だけが介入しても対応しきれないことがあるため、調査の結果を警察や弁護士と連携させることが重要です。探偵調査で得られた証拠や所在情報をもとに、法的手続きの専門家と連携することで「被害届の提出」「民事での返金請求」など、次の行動にスムーズに移ることができます。

探偵調査に関するよくある質問と答え

相談者からのよくある質問と探偵興信所による答えです。

 

 

  •  相談者
    アプリで知り合った相手の住所や本名がわからなくても、調査できますか?
  •  探偵興信所

    はい、できます。探偵はアプリ内のプロフィール・送金履歴・メッセージ・SNS投稿などの情報から、相手の実在性や居住エリアを特定できます。名前が偽名であっても、やり取りの中で使用された銀行口座や連絡手段から本人の特定に至るケースも多くあります。情報が少ない場合でも、あきらめずにご相談ください。

  •  相談者
    返金を求める前に探偵に調査をお願いする意味はありますか?
  •  探偵興信所

    あります。相手の身元が不明なまま返金を求めても、捜査が進む確率は低いです。探偵が事前に住所・勤務先・家族構成などを把握しておけば、相手に「逃げ道がない」ことを示せるため、返金交渉がスムーズになります。法的手続きへ移るときも、正確な情報があることで弁護士の対応が早く進みます。

アプリで知り合った人にお金を騙し取られたなら専門家の力で解決しましょう

相談窓口を利用する

アプリで知り合った人にお金を騙し取られたと感じたら、探偵調査を活用し「詐欺である」ことを証明できる状態を作り上げることが何より重要です。自分一人で相手を追跡すると、時間だけが過ぎてしまう危険もあります。調査によって実在確認が取れたケースでは、弁護士と連携して返金が実現した例もあります。もしも、今似たような問題に直面して苦しんでいたら、まずは私たちの24時間無料相談窓口でお話を聞かせてください。ご連絡お待ちしています。

 

※本記事の相談内容は、実際の案件を基に一部内容を変更し、個人を特定できないよう配慮して記載しています。弊社では、個人情報保護法を遵守し、相談者および依頼人のプライバシーを厳格に保護することを最優先に取り組んでおります。

  • 記事作成者 記事作成者
    探偵S
    この記事を書いたのは、探偵業界22年の探偵Sがこれまでの依頼や調査経験を活かして、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく作成しています。
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