カスタマーハラスメントは世間でも問題視されつつ厚生労働省からもカスハラ対策が企業に義務付けられマニュアルが公開されています。職場におけるハラスメントとしてセクハラ、パワハラのように法律で守られているわけではなく現時点では規定がないため対処や解決が難しい案件もあるでしょう。カスタマーハラスメントにおける問題を解決するためには、対処や対策を社内で行う必要がありますが、間違った対処方法をとってしまうと顧客からのイメージ悪化や更なる問題に発展する可能性もあり、これらは企業の経営や存続において大きなリスクになります。カスタマーハラスメントの対策や解決にはさまざまな方法がありますが、探偵事務所や興信所の利用が有効だと言えます。しかし、そもそも探偵事務所や興信所を利用したことがない、利用法について知識がない場合、どのように利用すればよいか分からないですよね。今回は、カスタマーハラスメントにおける探偵利用がなぜ有効なのかについて解説します。
※参照|令和3年度カスタマーハラスメント対策企業マニュアル|厚生労働省
カスタマーハラスメントにおいて探偵利用で解決できる理由
2024-09-05
2024-05-21
- 目次
- カスタマーハラスメントにおける問題点とは
- カスタマーハラスメントについて探偵興信所に寄せられる相談例
- カスタマーハラスメントへの適切な対応とは
- カスハラ問題の解決において企業がするべきこと
- カスタマーハラスメントにおける探偵事務所や興信所の利用が有効な理由
- カスタマーハラスメントにおいて探偵や興信所を利用するメリット
- 探偵興信所では法人・企業向け調査が可能
- 記事監修
- この記事のキーポイント
- カスタマーハラスメントへの対処方法として重要な事
カスタマーハラスメントにおける問題点とは
カスタマーハラスメントにおける問題は、近年ニュースでも取り上げられることが多くなっていることから、企業において適切な対策と対処が課題となっています。社内からするとクレームなのかカスタマーハラスメントなのか把握ができない問題や対処が難しいこともあります。しかし、解決できないまま世間に公になることで企業のイメージダウンに繋がることや、然るべき対策や対処を取れないことでカスタマーハラスメントに遭っている従業員への精神的なダメージや会社への信頼が低下することになります。カスタマーハラスメントは企業における関係者に大きく影響を及ぼし事業の存続に影響を及ぼすことにもなりかねません。そのため日頃からの対策や起きてしまった時の早急な解決が重要になっています。
カスタマーハラスメントに関連する事件やニュース
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2024年3月|薬局で悪質な"カスハラ"発生…処方箋を持参した74歳女 薬を無料だと勝手に勘違い 有料である事に腹を立て 女性従業員の頭を殴る|掲載元:Yahoo!JAPANニュース
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2024年2月|「殺される前に店を閉めました」 ラーメン店を脅迫した男性客に有罪、"丼ぶり爪楊枝500本"から「カスハラ」激化|掲載元:Yahoo!JAPANニュース
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2023年6月|署に2時間近く居座り続けた疑い 福岡県警、カスハラ対策で初の逮捕|掲載元:朝日新聞デジタル
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カスハラとは
カスタマーハラスメント(カスハラ)は、クレームとは異なり企業において無理な要求や事業内容とは関係のないことに対し要求をしてくることで従業員の労働環境が害される事を指します。主に、誹謗中傷や差別的発言、土下座や無理な謝罪要求、継続的な言動、個人への攻撃や要求などが挙げられます。
カスタマーハラスメントについて探偵興信所に寄せられる相談例
カスタマーハラスメントに関する問題にお悩みの企業からの相談内容の一部です。同じように悩んでいる場合や問題を抱えている事業者がいます。カスハラに該当するのか判断ができない場合や、対処の方法にお困りの方から相談を受け専門家が状況に合わせて必要な対処方法などをご提案しています。同じようなことにお困りの方はご相談ください。
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20代男性
レストランを経営しているのですが、口コミサイトにおいてスタッフ個人の名前を出し誹謗中傷をしてくる人に悩んでいます。同じ人からの書き込みかと思われますが、実際に利用している人か判断が難しく個人に向けて接客などとは関係のないことを書かれてしまっているのです。サイトには削除依頼をしてはいるのですが、何度も書き込みをされ誰にされている状態なのか分からないため、スタッフに危険が及ばないように対象のスタッフはシフトを入れていません。どうにか特定して対処できないものでしょうか。 -
30代女性
カスタマーサクセスを行なっているのですが、とある顧客様からある営業においてクレームを頂きました。大変お怒りの様子だったのでその場で謝罪をし事を納めたのですが、対象の営業に話を伺ったところいきなり怒り出してしまい土下座や退職を求められてしまい対応に困っているところという事でした。クレームの内容としては私たちの事業サービスを利用しても上手く集客が得られていないから営業の詐欺だと主張してきています。そもそも、売上を上げるような事業ではなく効率を上げるためだと説明し契約をしていると思うのですが、返金や謝罪などあらゆる事を望んできて対処に困っています。
※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。
家出調査のご案内家出調査について詳しく知る
探偵興信所による家出調査を依頼する前にどんな調査を行うのか、費用はいくらなのか、依頼の流れなど家出調査の詳細についてご案内しています。
カスタマーハラスメントへの適切な対応とは
カスハラへの適切な対応手順
- 状況確認
- 顧客の求めていることが妥当か判断
- 対処・解決を行う
カスタマーハラスメントにおける問題が発生した際には状況を把握し適切な対処や対策を取るためにも情報収集が必要になります。関係者である対象の顧客、カスタマーハラスメントを受けている従業員、カスタマーハラスメントの内容など詳細を確認し状況を判断した上でそれに合わせた対処や対策を行なっていくことが重要です。
カスハラ問題の解決において企業がするべきこと
カスハラへの対策としてできること
- カスハラに関するポリシーの明確化|カスハラに対する許容範囲や対応方針を明確にし、社内外に周知することが重要です。従業員がどのように対応するか、具体的な手順や行動指針を示すマニュアルを作成し、定期的に研修を行い、従業員がカスハラを適切に認識し、対処できるようにしておくことが大切です。早期の対処が現場で行えることで大きな問題に繋がらずに解決できることもあります。
- お客様への啓発活動|店舗やウェブサイトにカスハラ防止に関する注意喚起を掲示し、顧客にも理解を促します。また常にヒアリングができる状態にし、お客様の意見を取り入れることでクレームかカスハラなのか判断がしやすくなるでしょう。
カスハラ問題が起きた時にするべきこと
- 法的対応の準備|必要に応じて、法的手段を講じる準備を整えましょう。例えば、弁護士のアドバイスを受けたり、警察への通報を検討したりします。客からの暴行を受けたり、危険な行動が見受けられた場合にはすぐに通報しましょう。
- 従業員へのヒアリング|カスハラに遭遇した従業員のメンタルヘルスをサポートを行うためと事実を確認し適切な対処をするためにもヒアリングが重要です。
- 冷静な対応と再発防止|カスタマーハラスメントに遭ってしまった場合には冷静な対応を行い先ずは従業員の安全を守りましょう。また、同様のことが起きないように原因や状況を把握し、今後の対策を講じていく必要があります。
はじめての方にも安心の探偵依頼を
探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。
カスタマーハラスメントにおける探偵事務所や興信所の利用が有効な理由
探偵事務所・興信所で行えること
カスタマーハラスメントの問題には探偵による法人向け調査の利用が有効です。探偵ではカスタマーハラスメントにおける問題の解決や対策のために必要な情報収集を行うことができます。聞き込み、張り込みなどの調査を通しカスハラの状況判断や実態確認を行い、問題の解決に向けてサポートを行なっていきます。また、起きてしまっているカスハラだけでなく、日々の対策を行うためにも従業員の状況確認や顧客からのリアルなヒアリングを行うためにも利用が可能です。
カスタマーハラスメントにおいて探偵や興信所を利用するメリット
秘密裏な調査と確実な解決
探偵の調査は秘密裏に行われることで企業において公にしたくない問題の対応にも有効です。また、対象のお客様や従業員にも調査を行なっている事を悟れらないためリアルな情報収集が叶います。また法的な措置を取りたいという場合にも専門家である弁護士や行政書士の選定とともに連携した調査において必要な情報を集めスムーズな対処ができます。状況や希望において適切な対処を行う事で再発防止や根本的な解決になるでしょう。
対策と解決ができる
カスタマーハラスメントは日々の企業における対策や、問題が起きた時の早急であり適切な対処を行い解決をしていくことが重要です。しかし、社内では実態がつかめずどのような対策や解決をするべきか判断が難しいことや、警察や弁護士に相談しても証拠や情報がなく立証が難しいため対応が得られないといったケースもあります。そのような時に探偵調査において必要な情報収集を行う事で、解決の糸口を見出すことができます。
探偵興信所では法人・企業向け調査が可能
カスタマーハラスメントにおける問題が発生した際やリスクヘッジを目的とした探偵利用は、近年珍しいことではなくなってきました。探偵興信所でも、法人・企業からのご相談、ご依頼も多く意識の変化が起きていることが感じられます。しかし、まだまだ顧客における問題やカスタマーハラスメントにおいても探偵事務所や興信所を利用したことがない企業も多く、対策や問題解決に利用できることも知られていません。探偵興信所では、これまでに受けたご相談、ご依頼経験を生かして法人・企業向けの調査にも力を入れています。お力になれることがあればご相談ください。
法人・企業向けの探偵調査に関するご案内探偵興信所の企業向け調査サービス
記事監修
カウンセラーからのアドバイス
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専門家の見解
心理カウンセラー大久保圭祐
ハラスメントの強さや期間に関係なく、ハラスメントを受けたご本人が、その体験をどのように受け止めるかによって、それをすぐに処理できるのか、あるいはトラウマとして体に残ってしまうのか、大変深刻な問題です。カスハラを受けたご本人が環境や関係を変えられれば良いですが、職場や人事など現実的に簡単に変えられないことが多いと思います。ハラスメントと認識している過去の出来事そのものを変えることはできないので、その出来事の受け止め方や意味付けを変えたり、それを想起してぶり返される身体反応を改善していくことが大切です。
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記事作成者
法人信用調査員K
この記事を書いたのは、法人信用調査を担当しているK調査員です。探偵業22年の監修者の元、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく提供できるよう情報作成を行なっています。
記事作成者プロフィール -
栗山弁護士
弁護士アドバイス:法人信用調査を探偵に依頼する際には以下の点に注意して有効的な活用をしましょう。
・法的トラブルの予防として:企業間でのトラブルを未然に防ぐために、相手企業の法的問題や潜在的なリスクを把握することが重要です。探偵は、企業の訴訟歴や法的トラブルを調査し、予防措置を講じるための情報を得ることができるため弁護士への依頼と合わせて活用することが有効的だと言えます。
・顧問弁護士とのタッグ:企業では顧問弁護士がいる場合が多いかと思いますが、トラブルの解決やリスクヘッジにおいて顧問弁護士と探偵のタッグを組んでおくことでリスク管理に大きく貢献できるといえるでしょう。
※探偵興信所はじめて相談室の記事は、探偵調査員が作成後、弁護士と心理カウンセラーによる監修を行い、相談者や一般ユーザーのコメント、意見を反映させて掲載しています。相談内容や事例は過去の相談例を元に一部変更して記載しています。
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