この記事では、美容医療クリニックでの強引な勧誘による高額契約を解約したいと悩む20代女性の相談事例を紹介します。カウンセリングだけのつもりが、その場で契約を迫られた経験は、他の多くの利用者にも共通する問題です。契約を解約するためのクーリングオフ制度の詳細や、解約時の注意点、さらに美容医療トラブルに対処するためのアドバイスを提供します。
美容医療の強引な契約に気を付けよう
2024-11-13
2024-08-14
- この記事のキーポイント
- 患者の不安を煽り、契約させる美容医療の悪徳手口
相談事例|『高額な美容医療の契約を解約したい』
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20代女性
目と鼻にコンプレックスがあり、美容クリニックに相談にいきました。その日はただの相談だけのつもりだったのですが、色々言われ、その日に契約してしまいました。私は現在アルバイトです。貯金もありません。契約したが支払えるか心配になってきました。ネットで調べると同じような手口で即日契約した人が多く、私も騙されたのではないかと不安です。
※相談事例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。
増加する美容医療トラブル事例
美容医療の利用者の増加
美容医療を利用する人が増加しています。理想的な美を手に入れる一つの手段となった美容医療。日帰り手術も可能でダウンタイムも少ないという点からも年齢を問わず多くの人に利用されています。しかし、美容医療の利用者の増加に伴い、トラブルも多く報告されています。よくあるトラブルについてご紹介します。
- 相談に行っただけが不安を煽られ、契約してしまった
- 「今だけ」モニター価格を提示され即日契約してしまった
- 分割払いができると言われ、収入に見合わない高額な契約をしてしまった
- 広告に掲載されたプランとは異なるプランを提示された
- 副作用やリスクについての十分な説明がなかった
- 聞いていなかった副作用が出たが、十分な治療をしてもらえなかった
- 不安を煽られ、即日契約し、施術を受けたが期待通りの効果が得られなかった
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キーポイント
相談事例の中でも多いのが契約に関することです。「今すぐやった方が良い」「間に合わなくなる」と不安を煽り、その場で契約を迫るトラブルが多く見られます。さらに十分にリスクを理解しないまま即日施術を受け、後悔するケースも目立っています。
強引なモニター契約に注意
モニター価格という名のトラブル増加
美容医療にはモニター価格制度というものがあります。モニター価格制度とは、施術の前と後の画像を美容クリニックの広告やホームページに載せることを前提に通常価格よりも割安で施術を受けられる制度のことです。美容医療は高額なため、モニター募集に惹かれる人が増えていますが、モニター価格を利用して、即日契約を迫る強引な方法がトラブルの元となっています。
不安を煽る強引な勧誘方法
外見に何らかの悩みを抱えている人は少なくありません。美容クリニックのカウンセリング相談を利用する人は悩みがあるからこそ相談に来るのです。そのような人の不安を煽り、その場で契約をする美容クリニックの手口は悪徳といえます。医師やカウンセラーはその場で契約をさせるために、あえて不安を煽るような言葉を口にします。施術のメリットは説明しても、デメリットに関する説明は不十分です。美容医療では当然デメリットも存在します。不安を煽られてもその場で契約をしない、デメリットも十分に理解することが重要です。
「今だけ」「本日中の契約」に注意
「今なら割引価格でできる」「本日中に契約すればモニター価格でできる」などといった言葉には注意してください。今すぐ契約すれば安くできるのかと錯覚し、契約をしてしまいそうになりますが実際は数十万~数百万の高額な契約です。モニター価格や割引といった言葉に振り回されないようにしましょう。
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他にもあるあくどい手口
予算よりも高額な契約を提示された場合、クレジットカードの分割払いなどを勧めてきます。分割払いならなんとかなるかも?と思うかもしれませんが、その支払いは何年も続くのです。本当に価値のある施術か見極める必要があります。また、クレジットカード契約の与信審査を通すために、実際の収入以上の年収や貯金額で申請をさせるなどの手口も見られます。
美容医療のクーリングオフ制度
クーリングオフ制度の対象
美容医療サービスはクーリングオフの対象となっています。契約書面を受け取った日を1日と数え、8日以内であれば無条件で契約を解除できます。ただし、適用条件があるため注意が必要です。特定商取引法のうち「特定継続的役務提供」に当てはまる場合に限ります。
【特定継続的役務提供】
契約期間 |
1カ月以上 |
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契約金額 |
5万円以上 |
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美容整形はクーリングオフが難しい
脱毛などの長期的な契約と異なり、美容整形では即日施術のものが多いため、クーリングオフの適用が難しくなります。即日施術の場合は契約金額が条件を満たしていても、契約期間が1カ月を超えない場合は対象外となります。契約書をよく確認し、契約する際はクーリングオフについても尋ねるようにしましょう。
はじめての方にも安心の探偵依頼を
探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。
探偵興信所の民事トラブル調査
民事トラブル調査
民事トラブル調査では、ご自身だけでは解決が難しいトラブルを解決するための情報や証拠などを収集します。探偵更新所では弁護士と提携しているため、法的措置も視野に入れた調査が可能です。契約に関するトラブル等は民事トラブル調査をご利用ください。
まとめ
24時間無料相談窓口
美容整形や医療美容は緊急性がありません。その場で強く契約を迫られたとしても急いで契約せずによく検討するようにしてください。クリニックによっても価格や施術方法が異なります。ご自身の最も納得できるクリニックを時間をかけて探してください。民事トラブルに関する相談は24時間無料相談窓口より受け付けています。お悩みの方はご利用ください。
記事監修
カウンセラーからのアドバイス
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専門家の見解
心理カウンセラー大久保圭祐
断れずにということは、もともと乗り気なく契約をしてしまったのかと思われます。解約に関しては早急に必要な手続きを行って、再びこのようなことが無い様にしたいところです。セールスも契約欲しさに巧みに接してくるのでしょうから、お断りの意思表示することは難しいかもしれませんが、手続きをする前にお断りをしていたらどのようなことが起こっていたでしょうか?お断りの意思表示を止めたのは、何がそうさせたのでしょうか?
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記事作成者
身辺調査員K
この記事を書いたのは、身辺調査を担当しているK調査員です。探偵業22年の監修者の元、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく提供できるよう情報作成を行なっています。
記事作成者プロフィール -
栗山弁護士
弁護士アドバイス:身辺調査を探偵に依頼する際には以下の点に注意して有効的な活用をしましょう。
・離婚や養育費を巡る争いの場合:配偶者・婚約者の不貞行為や不適切な行動を確認するためには、身辺調査が必要になるケースがあります。探偵調査を利用することで離婚訴訟や養育権の争いにおいては重要な証拠として活用できる可能性があるため、探偵を併せて利用する際は弁護士に相談しましょう。
・信頼性の確認の場合:信用問題が起きた際に、相手の身辺情報が必要になることがあります。正しい情報を得ることで法的解決もスムーズに行えるため、専門家の調査利用が有効だと言えます。
※探偵興信所はじめて相談室の記事は、探偵調査員が作成後、弁護士と心理カウンセラーによる監修を行い、相談者や一般ユーザーのコメント、意見を反映させて掲載しています。相談内容や事例は過去の相談例を元に一部変更して記載しています。
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