性病を移されたので感染源を調べてほしい

生活していて「性病」、「性感染症」というワードはなかなか聞くことがないですよね。ネガティブなイメージからタブー視されがちなので、感染してからパートナーに確認するのはなかなか気まずいのではないでしょうか。誰から移されたか気になるとは思いますが、感染症は目に見えないので感染経路を探るのは非常に困難です。ですが、どうしても感染経路や感染源が誰なのか知りたい場合の方法として実際の相談事例を元に本記事で紹介したいと思います。

 

性感染症とは

性感染症(STD)とは

性感染症(STD)…以前までは「性病」と呼ばれるのが一般的でしたが、現在は法改正により、「性感染症」という名称や「STD(「Sexually Transmitted Diseases」の頭文字)」または「STI(「Sexually Transmitted Infections」の頭文字)」という名称で呼ばれるようになりました。

  • 性器クラミジア感染症
  • 性器ヘルペスウイルス感染症
  • 尖圭コンジローマ
  • 梅毒
  • 淋菌感染症
  • 膣トリコモナス症
  • 性カンジダ症
  • 後天性免疫不全症候群(エイズ)

などが代表的に挙げられます。近年では、20代を中心に梅毒感染者数の数字を増加させています。特に女性の感染者が男性の感染者に比べて倍近く多いことが顕著に出ています。実は知られていないのが、性感染症に感染しやすいのは男性よりも女性です。理由としては「性器の形状の違い」にあります。男性の場合は、性器粘膜はペニスの尿道口の部分になりますが、女性の場合は、性器粘膜は性器の外の部分から膣まであり、感染経路となる粘膜の面積は男性よりもとても広くなります。また、女性の体は妊娠しやすいように精液が体内にたまりやすい構造になっているため、男性よりもSTDに感染しやすいと言えます。そして発症すると男性の方が尿道が狭く排尿痛や膿など自覚しやすい症状が多く、女性より発見が早いことも感染者数の男女比率の一因です。

 

感染経路について

主な感染経路は「性的接触を介する皮膚・粘膜の病変との直接接触」。要するに「性行為」です。そして原因菌を含む粘液・血液が、性器・口・肛門・目、あるいは傷口などに触れることで、感染を起こします。性感染症と聞くと性器同士の接触だと思いがちですが、性感染症のほとんどが「オーラルセックス」です。そのため、口元を介して感染することが多いです。

 

発症したら

発症したり、普段とは明らかに違う体調の変化が見られた際はすぐに近くの病院へ行きましょう。女性なら産婦人科、男性なら泌尿器科が専門の科になります。まず検査をし、今現在何の感染症にかかっているかを把握しましょう。そしてデリケートな内容なので抵抗がある方もいますが、パートナーがいる際は感染を広めないためにもしっかりと伝えましょう。完治せずに感染させてしまうと痛みはもちろん、相手の人生も左右させる結果にもなるのでよく考えて下さい。

 

性感染症に関連する事件やニュース

相談事例|キャバ嬢にHIVを移された

HIVを含む性感染症(STD)における問題を抱えている方からの相談内容の一部です。

 

  •  30代男性
    都内の某キャバクラ店に通い始めて1年くらいです。昼間じゃ出会えないような可愛い子と一緒にお酒も飲めるし、お店が終わった後も遊べて最高って感じの軽いノリが始まりでした。職業柄高収入なので派手に飲んでいた方だと思います。高頻度で毎回数十万以上するシャンパンを何本も空けていたので、指名している子とはアフターでは必ずホテルに行っていました。タイプでモデルのような子と毎晩のようにホテルに行けて幸せ絶頂でした。ですが、突然熱が出たり体調が悪くなり始めたので病院に行きましたが、風邪と診断され症状は良くならないまま。しばらく症状が続いたのでキャバクラどころか仕事も行けず家で寝込んでいました。そんな時指名嬢の子から『梅毒に感染していた』と連絡が入ったので、内心、(もしかしてこの症状は、梅毒…?)と思いながら泌尿器科に行きました。今年で32になりますが性病なんて一度もかかったことがないし、なかなか治らない体調不良もあり、この際性病関係を全部検査しようと思って検査をしてみました。もちろん梅毒は陽性でしたが、まさかのHIVに陽性反応が出ました。その後ショックのあまりに医者の言葉も入ってこず、放心状態のままその日はそのまま帰宅しました。よくテレビやネットなどで流れているHIVに自分が感染するなんて…と色んな感情が一気に渦巻いていました。性病の連絡をくれた子になんて返信すべきかも悩みましたし、実はもう一人毎回ホテルに行ってたキャバ嬢がいたのでその子への返信も悩みました。とにかく感染源が気になり、すぐに2年以上前に別れた元カノに連絡して検査をしてもらいました。結果は陰性。思い当たる節がこの二名のキャバ嬢以外なかったので感染させたのがどちらか気になり眠れません。遊んでいた自分が悪いのですが、どっちなのか知りたいです。知ってて感染させたのか、知らずのままなのか。前者なら大問題なので責任は取ってもらおうと考えています。このような事も探偵事務所に依頼出来るのでしょうか?
 

※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。

 

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感染源を調べる方法

性感染症に関わらず、感染症に感染した菌には“誰から誰に、何日から何日に”と書いてあるわけでも、目に見えるわけでもないので感染源を辿ることは非常に困難です。確実に「この人しかいない!」と思っても証拠づけるのはかなり難しいでしょう。そんな状況の中でも感染源を調べる方法があるのでご紹介します。

 

証拠収集

相手を「法的に制裁を下したい!」という意思があるならば、決定的な証拠が必要になります。訴えるとなると法律の専門家の弁護士に頼まねばならなりません。ですが、証拠がなければ動くこともできません。相談をしながら自分の診断書だったり、相手とのやり取りなど自分でできる証拠集めをしましょう。自分の力だけでは証拠を集めることができない時は、証拠収集の専門家に頼みましょう。このような内容はなかなか第三者に告白するのは勇気がいりますが、一人で抱えていては病気は進行し、相手との関係性が離れ証拠収集が難しくなり、証拠能力が薄くなります。とてもショックな出来事で精神的に不安定な時期だからこそ、証拠収集が手遅れになる前に必ず専門家の意見を取り入れて動いて下さい。

 

相手を知る

まず相手がどんな人物か知ることも必要です。今回の相談内容の相手は「キャバ嬢」であったが、調べたら「風俗嬢」でもあった可能性もあります。もしも風俗嬢としても働いていたのであれば、性感染症のリスクが高い職場で働いていていることになります。そうであれば、“誰から”という部分ではだいぶ絞りやすくなります。このように相手を知ることで様々な解決の糸口が見えてきます。相手を調べることにより病院の受信歴の照会をし、性感染症歴を知ることもできます。感染してから完治していない間に性行為があったのであれば、相手から感染したことの証明にもなります。

 

未然に防ぐには

 

性感染症に関わらず、感染症を100%防ぐことは難しいでしょう。だからといって未然に防がないのは相手がいる限りいけないことです。それでは未然に防ぐにはどうすればいいのか、いくつかの方法を見てみましょう。

  • コンドームを使用する
  • オーラルセックスの際にもコンドームを使用する
  • 同時期に不特定多数の性行為を避ける
  • 定期的に検査をし、早期発見する
  • HIV予防薬(PrEP)を服用する

このように未然に防ぐ方法は沢山あります。近年では治療が急速に進歩し、病原菌を体内で増えるのを抑えながら日常生活を送ることができます。まずは意識を持ち、行動に移すことが大事です。

保健所では無料で検査ができるので不安になったら積極的に検査へ行きましょう。

保健所管轄区域案内

 

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

性病の感染源を確認するために探偵の調査を利用する

探偵事務所・興信所で行えること

性病に感染した原因であると思われるキャバ嬢が2名に絞れている場合には、そのキャバ嬢に関する情報収集が必要です。実際に聞いて確認することが難しい事案でもあり、他の人にも知られたくないといった背景がある場合には、探偵による身辺調査が有効です。キャバ嬢の身の回りについて確認することで二人のうち一人が同様な性病に感染している噂があるのか確認したり、実際に通院している様子があるのか、感染を自覚しているうえで生活をしているのか実態を確認していくことができます。相手に関する様々な情報を得ることにより、ご自身が感染してしまった原因だと判明出来る情報がある場合には、記録に残し証拠とすることで今後の法的な解決にも利用することが可能です。

 

 

身辺調査

身辺調査
特定人物の身辺
特定人物の身の回りの状況を調べ、情報を収集していく調査になります。特定人物の現在の状況や自身の風評などにも身辺調査は活用されます。身辺調査で得た情報は、正しい判断・決断をするための重要な要素となります。
身辺調査の詳細ページ

 

まとめ

感染源である相手の自覚の有無に関わらず「私が感染させました!」など自ら手を上げる人はかなり少ないでしょう。証拠集めはかなり慎重に遂行しなければ、相手がしらを切って逃げてしまう可能性もあります。そのため一人でやみくもに動かず、専門家の意見を取り入れていきましょう。感染してしまった過去は変えられないが、これからの未来はあなた次第で変えられます。決して諦めず、まずは出来ることから、一個ずつ進めていきましょう。

 

 

記事監修

カウンセラーからのアドバイス

 

  • 心理カウンセラーの見解 専門家の見解
    心理カウンセラー大久保圭祐
    こちらのページに記載されている内容を参考にされると良いと思います。難しい状況ではありますが専門家にご依頼して、少しでも情報を集められると良いですね。ご自身のお体のことや将来のことなど、しっかりと思考や感情を整理して進められることを願ってます。
  • 探偵興信所結婚信用調査員 記事作成者
    結婚信用調査員S
    この記事を書いたのは、結婚信用調査を担当しているS調査員です。探偵業22年の監修者の元、ユーザーの皆さんにとって有益な情報をわかりやすく提供できるよう情報作成を行なっています。
    記事作成者プロフィール
  • 弁護士アドバイス 栗山弁護士
    弁護士アドバイス:結婚信用調査を探偵に依頼する際には以下の点に注意して有効的な活用をしましょう。
    ・結婚信用調査を探偵に依頼する場合は、不安な点や不信に感じている点など知りたいことを事前にまとめておきましょう。漠然と相手における信用情報を調査しても的を得てない情報となることもあるでしょう。
    ・調査を依頼する場合、依頼の目的を明確にしておきましょう。差別や人権侵害になる目的の場合、探偵興信所では調査を受けてもらえないことがあります。注意しましょう。
    ・探偵調査による結婚信用調査はプライバシー保護の観点から、依頼可能なものとそうでないものがあります。ご自身が知りたい内容は調査が不可能な場合もあるため、不明な点がある場合は事前に弁護士を利用して確認しておきましょう。

 

※探偵興信所はじめて相談室の記事は、探偵調査員が作成後、弁護士と心理カウンセラーによる監修を行い、相談者や一般ユーザーのコメント、意見を反映させて掲載しています。相談内容や事例は過去の相談例を元に一部変更して記載しています。

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