不法投棄を見つけたらどうしたらいい?現場を押さえて対策する方法を探偵が解説|探偵の実態調査

 

不法投棄を見つけたら、どうしたらいい?」そんな疑問を抱えてこの記事にたどり着いた方は、きっと突然の出来事に戸惑い、不安と怒りが混じったお気持ちかもしれません。
不法投棄は、証拠がなければ警察や行政もなかなか動けない現実があります。だからこそ、いつ・誰が・何を投棄したかを明確にすることが大切です。この記事では、そのためにできる記録の方法や、探偵による証拠収集の活用法を紹介しました。「泣き寝入りしたくない」と感じたら、ぜひ冷静に一歩踏み出してみてください。

 

不法投棄を見つけたらどうしたらいいでしょうか?

※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。

 

 

  • 相談者からの質問 相談者

    自宅の裏手にある空き地に、何度も不法投棄がされています。監視カメラもなく、誰がやっているのか全く分かりません。警察に相談しても「証拠がないと動けない」と言われてしまいました。不法投棄を見つけたらどうしたらいいでしょうか?

  • 探偵の回答 探偵興信所

    不法投棄を止めるには、誰が、いつ、何を捨てたのかを明らかにすることが重要です。残念ながら証拠がないと行政も警察も本格的には動けません。だからこそ、被害を訴えるための証拠の記録再発防止の体制づくりがカギになります。冷静に記録を集め、動かせる証拠を整えることが、解決への第一歩です。

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

不法投棄が起こる理由

「バレなければいい」という加害者心理

不法投棄が行われる場所の多くは、人気が少なく見通しの悪い場所や、防犯設備が整っていない私有地です。
加害者は、「人に見られない」「証拠が残らない」といった環境を狙って行動しています。特に住宅街の空き地や郊外の農地、月極駐車場などは、ターゲットになりやすい傾向があります。また、周辺住民があまり関心を持たないエリアでは「ここなら気づかれないだろう」と繰り返されてしまうことも。つまり、気づいてないふりが続くほど加害者の心理的ハードルは下がっていくのです。

 

 

監視体制がなく「責任の所在」が曖昧

不法投棄の多くは、誰の土地なのか誰が見ているのかがはっきりしない場所で発生します。
空き地や私道、山林や河川敷など、管理者の存在が見えにくい場所は特に狙われやすいです。さらに、防犯カメラや照明設備がないと、加害者は「リスクが低い」と判断して行動に出ます。中には、慣れた手口で特定の曜日・時間に繰り返す者もいます。「一度やられたらまた狙われる」と言われるように、曖昧なまま放置されている空間こそ、再犯の温床になりやすいのです。

 

 

不法投棄を見過ごすリスク

一度始まった不法投棄を放置してしまうと、被害がどんどんエスカレートする可能性があります。
「ここは捨ててもいい場所」と見なされてしまうことで、ゴミの種類や量が増え、景観・衛生面・治安すべてに悪影響が出ます。さらに近隣住民とのトラブルや行政からの指導に発展することも。「小さな異変」の段階で対応しておくことが、被害を最小限に抑えるカギです。

 

リスク
  • ゴミが増えて景観が悪化する
  • 害虫・異臭など衛生被害が出る
  • 火災や危険物の混入で事故の可能性
  • 近隣トラブルや苦情につながる
  • 行政からの改善勧告や罰則の対象に

 

 

不法投棄を止めるために必要なこと

不法投棄を目にすると、つい怒りや不安が先立ってしまいますよね。
でも、相手がどこの誰かも分からない状況で感情だけで動くのは逆効果。まず大切なのは、証拠を整える再発防止の土台をつくるといった、冷静で確実な準備です。ここでは、現場を押さえるためにやっておくべき基本のステップを紹介します。

 

ゴミの種類・量・時間帯などを記録する

何が捨てられ、どのくらいの頻度かを日付入りでメモ。写真も残しておくと客観性が増します。また、曜日・時間帯・天気などのパターンがある場合それも残しておきましょう。パターンに合わせた証拠取得や対策が可能になります。

 

不審な車両・人物の特徴を控える

ナンバー・車種・時間帯など、目撃した場合は冷静に記録。慌てて注意するとトラブルになることも。

 

周囲の環境を見直し、死角を把握する

どこから侵入しやすいか、どこが見えにくいかを事前に確認しておくことで、監視体制を立てやすくなります。

 

行政や管理団体に一度相談しておく

「相談済み」という履歴を残しておくことで、今後の対応がスムーズになるケースもあります。

 

  • 事実を積み上げて行動を起こせる材料を整える キーポイント

    不法投棄をやめさせるには、事実を積み上げて、行動を起こせる材料を整えることが重要です。すぐに犯人が分からなくても、冷静に記録を残すことで、動ける人・組織を動かせる“説得力”が生まれます。1人で抱え込まず、必要に応じて専門家の力を借りることも視野に入れてみてくださいね。

自分で行える対処策と利用できる専門家・窓口

自分で行えること

不法投棄に気づいたとき、自分でできる対処も意外と多くあります。
まず大切なのは、記録を残すことと、繰り返されない工夫をすること。捨てられたものの写真を撮る、時間帯を記録する、不審な車両のナンバーを控えるなど、冷静な観察と記録が何よりの武器になります。あわせて、張り紙や注意喚起、見通しを良くする整備など、簡易的な対策も効果的。「何かされている」と思わせることで、加害者にやりづらさを感じさせることができます。

 

自分でできること
  • 現場の写真と日時を記録する:捨てられたゴミの種類・場所・日付を正確に記録
  • 不審な車両や人物の特徴をメモ:ナンバーや服装、出入りの時間帯なども重要な情報に
  • 警告の張り紙や看板を設置する:「監視中」などの表現は抑止力として有効
  • 見通しの悪い場所の草木を整備する:“人の目がある”と感じさせる環境づくりが大切
  • 自治体や管理会社に被害相談をしておく:報告済みの事実を残すことで、後の対応がスムーズに

 

 

自己調査で気を付けること・リスク

不法投棄の犯人を突き止めようとするあまり、自分で尾行したり問い詰めたりすると、
逆にトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。また、不確かな情報を公に発信してしまうと、名誉毀損などの法的トラブルに発展することも。「自分が見た」という主観的な証拠よりも、第三者が見ても納得できる記録を冷静に集めておくことが重要です。焦らず、安全第一で行動することを意識してください。

 

やってはいけない行動
  • 犯人を直接問い詰める・尾行する:逆に暴力や報復を受けるリスクがあります
  • 夜間にひとりで現場を張り込む:安全が確保できず、思わぬ事故の可能性も
  • ネットやSNSで犯人を名指しする:名誉毀損など、法的な責任を問われる場合も
  • 憶測で対策を進める:証拠なしでは行政も警察も動けません
  • 感情的に警察に通報しすぎる:「証拠がない」と対応を断られる原因に

 

 

利用できる専門家・窓口

不法投棄は記録のないまま怒っても、何も進まないというジレンマがつきもの。
だからこそ、自分で対応しきれないと感じたときは、専門家の力を借りることも大切な選択肢です。探偵は証拠の取得を専門的に行うことができ、カウンセラーはストレスや不安のケアを支えてくれます。また、法的に責任を問いたい場合は、弁護士の力が必要になります。

 

探偵

不法投棄の現場を張り込み、誰が・いつ・何を捨てたかを記録する調査が可能です。防犯カメラの死角や深夜の行動も把握し、行政や警察への通報に使える証拠を整えることができます。

 

カウンセラー

繰り返される被害にストレスや不安を感じている方に寄り添い、冷静に対処法を考えられるよう心の整理をサポートします。感情を整えることで、行動にも余裕が生まれます。

 

弁護士

不法投棄の被害に対し、損害賠償請求や刑事告発の手続きについてアドバイスを行います。「誰に責任があるのか」「どう動けばいいのか」を明確にしたいときに頼れる存在です。

 

不法投棄を見つけたら探偵調査の活用が有効

探偵調査が有効な理由

不法投棄をやめさせたいと思っても、加害者が現行犯でない限り、誰がやったかを証明するのはとても難しいのです。
そこで有効なのが、探偵による現場の記録と確実な証拠の取得です。張り込みや撮影調査により、誰が・いつ・何を投棄したかを明確にすることで、警察や行政も対応しやすくなります。また、相手が特定できれば直接警告や損害賠償請求を行うことも可能に。見えなかった犯人を可視化することが、再発防止の第一歩になります。

 

実態調査

実態調査
対象に関する実態の確認
実態調査は、問題やトラブルの事実確認を行う調査のことです。多くの場合、問題の原因追及に実態調査が利用されます。原因が特定できれば問題を解決する糸口になるため、重要となる調査といえます。
実態調査の詳細ページ

 

証拠収集

証拠収集
物事の事実を証明するための証拠を集める
証拠収集は、特定の事実や情報を証明するために証拠を必要とする場合に利用されます。尾行、張り込み、聞き込みなどの手法を使って信憑性の高い証拠を収集していきます。
証拠収集の詳細ページ

 

探偵事務所や興信所に依頼するメリット・デメリット

メリット

探偵に依頼する最大のメリットは、警察・行政に提出できるレベルの証拠を確実に残せることです。
動画や静止画で「誰が」「どんな方法で」「何を捨てたか」を明確に記録することで、動けないとされていた関係機関が一気に対応可能になります。また、加害者の特定により再発防止策(警告、損害請求、環境整備)をとれるようになる点も大きな強み。個人の努力では限界がある「現場の抑え込み」を、プロの手でカバーできる安心感があります。

 

デメリット

探偵に依頼することに対し、「費用が心配」「こんなことで頼んでいいの?」とためらう方も少なくありません。
ですが、不法投棄は放っておけば何度でも繰り返され、撤去費用や周囲とのトラブルなど、目に見えない負担の方が大きくなることもあります。どうしても予算が不安な場合は、ピンポイントでの短期調査や、証拠の撮影のみ依頼する方法も可能です。「今後どうすべきかの判断材料だけでもほしい」そんなケースにも柔軟に対応できますよ。

 

探偵調査に関するよくある質問と答え

相談者からのよくある質問と探偵興信所による答えです。

 

 

  •  相談者
    不法投棄の調査って本当に探偵に頼めるんですか?
  •  探偵興信所

    はい、もちろん可能です。対象者に気づかれないよう張り込みを行い、投棄の瞬間を撮影します。実際に、警察や自治体に動いてもらうための証拠資料として活用されるケースも多数あります。

  •  相談者
    1回きりの投棄でも依頼できますか?
  •  探偵興信所

    はい、1回でも十分依頼可能です。ただ、繰り返されているかもしれないと感じる場合は、複数日でパターンを分析したほうが効果的です。ご予算や状況に応じて、最適なプランをご提案いたします。

不法投棄を見つけたら専門家の力で解決しましょう

相談窓口を利用する

不法投棄の問題を解決するには、証拠を整え的確に対処する姿勢が何より重要です。
見つけた瞬間に怒りをぶつけるよりも、「証拠を確保する」「再発を防ぐ」行動が、あなたの土地や環境、そして地域を守る力になります。そして、どうしても自分だけでは対応が難しいと感じたときには、専門家の力を借りることも正しい一手です。同様のお悩みを抱えている方は、是非弊社の24時間無料相談窓口へご相談ください。ひとりで抱え込まず、一緒に解決への道を探していきましょう。

 

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