外国人技能実習生の解雇に必要な証拠を収集したい|探偵の法人向け調査

 

外国人技能実習生の解雇を進める際、「会社の信頼が低下しないだろうか」と不安になるのは自然なことです。
その不安を解消するためには、事実を明確にする客観的な証拠が必要です。証拠がないまま解雇を進めてしまうと、不当解雇とされ多額の賠償や会社の信頼喪失など、大きなリスクが伴ってしまいます。また、行政からの処分も心配の種です。そこでこの記事では、事例をもとに探偵調査を用いて外国人技能実習生の解雇に必要な証拠を収集する方法について解説します。一緒に安心して解雇手続きを進める方法を考えていきましょう。

 

 

外国人技能実習生と解雇にまつわる問題

外国人技能実習生の解雇は複雑で困難

外国人技能実習生の解雇は、日本人労働者の場合と比べてより慎重な対応が求められます。
これは、技能実習制度の目的が国際貢献であることや、実習生の立場の弱さから、安易な解雇は人権侵害人種差別と見なされてしまう可能性があるからです。また、実習生は密接に在留資格と就労が結びついているため、解雇は帰国を意味し、生活基盤を失うことになります。さらに、言語や文化の違いから、実習生が「自身の権利を十分に理解・主張できない」といった場合もあります。これらの要因により、技能実習生の解雇は複雑な法的・倫理的問題を含み、より厳格な基準と慎重な会社側の手続きが必要となります。

 

 

外国人技能実習生を正当に解雇するために

外国人技能実習生を正当に解雇するためには、慎重かつ適切な手順を踏まなくてはいけません。
就業規則の確認から証拠収集、指導と改善の機会を与えることまで、すべてが解雇の正当性を支える基盤となります。下記の具体的な手順を元に、監理団体や地方入国管理局への相談や報告、帰国支援までを適切に行い、トラブルを未然に防ぎましょう。

 

外国人技能実習生を正当に解雇するための手順
  1. 就業規則の確認:解雇理由が就業規則に明記されているか確認する
  2. 証拠の収集:解雇理由となる行為や問題点を客観的に示す証拠を収集・記録する
  3. 指導と改善の機会:問題行動について口頭・書面で指導し、改善の機会を与える
  4. 監理団体への相談:解雇の妥当性について監理団体に相談し、助言を得る
  5. 解雇予告:30日前に解雇予告を行うか、30日分の平均賃金を支払う
  6. 地方入国管理局への報告:技能実習の継続が不可能となった旨を速やかに報告する
  7. 帰国支援:実習生の帰国に必要な手続きや支援を行う

 

 

証拠を揃えずに解雇することで生じるリスク

すでに記述した通り、外国人技能実習生の解雇は慎重に行う必要があります。適切な手続きを踏まず、十分な証拠を揃えずに解雇を行うと、会社側に法的、財政的、そして評判に関わる問題やリスクが生じてしまいます。これらのリスクを避けるためにも、きちんと証拠を収集して、適切な手段で解雇手続きを行いましょう。

 

生じる可能性があるリスク
  • 裁判で不当解雇とされ敗訴し、多額の賠償金支払い原職復帰命令を受ける
  • 労働基準監督署や入国管理局から改善命令罰金等の行政処分を受ける
  • 不適切な解雇を行った会社として報道され、企業イメージが著しく低下する
  • 他の外国人労働者の採用が困難になり、必要な人材を確保できなくなる
  • 社会的信用の低下により、取引先との関係が悪化する

 

 

はじめての方にも安心の探偵依頼を

探偵興信所一般社団法人は、はじめて探偵や興信所を利用される方に安心してご利用いただけるように、ご依頼の流れから調査内容まで分かりやすくご説明できるように心がけています。また、探偵業界全体の向上を目指し、探偵社のセカンドオピニオンとしても利用できるなど、調査依頼だけではなく誰でもお困りの際には利用できる社団法人を目指しています。

相談事例|「外国人技能実習生の解雇に必要な証拠を収集したい」

 

 

  •  50代男性

    現在雇用している外国人技能実習生の一人が、技能や技術に適した業務配属を拒否し続けています。仕方なく本人が希望する業務に配属させましたが、それでも頻繁に無断欠勤を繰り返し、他の従業員の負担が増しています。何度も改善を求めて注意や指導を行いましたが、全く改善が見られないため、現在は解雇を検討しています。しかし、正当な理由を示す確実な証拠がなければ、差別や不当解雇といった非難を受けるリスクがあるため、彼の不適切な行動の具体的な記録をお願いしたいです。

※相談例は探偵興信所(社)が収集したデータより一部内容を変更して掲載したものです。

 

外国人技能実習生を解雇するための証拠を得るために必要なこと

客観的で具体的な記録が必要

外国人技能実習生を解雇するための証拠を収集するには、客観的で具体的な記録が必要です。
特に業務指示の無視や無断欠勤など、問題行為を立証するためには、日時、場所、内容を正確に記録することが重要です。この記録が不足している場合は、日常的な行動観察や周囲の証言を基に具体的な証拠を集める必要があります。また、証拠が適法であることを確保し、不当解雇と非難されないようにするために、日本の労働法や技能実習法を理解した上で進めるべきです。適切な記録が解雇手続き、並びに会社の信頼性を高めてくれます。

 

  • 問題行為を記録する際には写真や動画などの証拠が有効 キーポイント
    問題行為を記録する際には、写真や動画、勤務表のコピーなど、視覚的な証拠が有効です。また、注意や指導を行った際のやり取りを文書やメールで残しておくことも大切です。さらに、問題行為が継続している証拠を定期的に集めることで、状況の一貫性を証明しやすくなります。

外国人技能実習生を解雇するための証拠を収集するためにできること

自分で行えること

証拠収集は専門家に依頼する前に、自分でできることもあります。以下に挙げる5つの方法を実践することで、問題行為の状況を把握しやすくなり、専門家に相談する際の準備が整います。まずはこれらから初めて見るのが有効でしょう。

 

自分でできること
  • 無断欠勤や遅刻の回数を日付ごとに記録する
  • 業務指示を無視した行為を目撃した際の詳細をメモに残す
  • 注意や指導を行った際のやり取りをメールや文書で保存する
  • 勤務表やタイムカードのコピーを確保する
  • 他の従業員の証言を得てメモとして記録しておく

 

 

自分で行えない場合に利用できる場所

自分で証拠を収集することも可能ですが、核心的かつ客観的な証拠を得るには専門家のサポートが必要になります。また、実際に解雇を行う際にもこれらの専門家の力を借りる可能性が高いため、知識として頭に入れておくと良いでしょう。

 

探偵

外国人技能実習生の問題行為を客観的な証拠として迅速に収集することが可能で、探偵が収集した証拠は法的にも有効です。

弁護士

解雇手続きが法律に基づいているか、また人種差別や不当解雇にあたらないかを確認することで、リスクを最小限に抑えることができます。

 

監理団体

外国人技能実習生を解雇する際には、その妥当性について監理団体に相談し、助言を得ることが重要です。探偵が収集した証拠を用いて説明するとスムーズです。

正当な解雇を行うための証拠収集が必要なら探偵興信所の法人向け調査を利用する

探偵興信所で行えること

探偵調査を利用することで、解雇に必要な客観的かつ正確な証拠を効率的に収集できます。
探偵は調査対象の行動を日時と場所ごとに詳細に記録し、写真や動画を用いて問題行為を証明する証拠を収集します。また、第三者的立ち位置の探偵が法的に適切な方法で証拠を収集することは、人種差別や不当解雇と非難されるリスクを減らすことにもつながります。さらに、業務外の行動も確認できるため、職場内外での問題行為が一貫しているかを立証することにも役立ちます。

 

 

法人向け調査

法人向け調査
企業、会社内の調査
法人向け調査は、企業、会社内で起きている問題を解決するために必要な情報収集や事実確認のために行なわれる調査です。自社内では解決しづらい問題を探偵調査を利用して解決にむけた手立てを立てていきます。また、リスクヘッジや市場調査にも利用されます。
法人向け調査の詳細ページ

 

実態調査

実態調査
対象に関する実態の確認
実態調査は、問題やトラブルの事実確認を行う調査のことです。多くの場合、問題の原因追及に実態調査が利用されます。原因が特定できれば問題を解決する糸口になるため、重要となる調査といえます。
実態調査の詳細ページ

 

証拠収集

証拠収集
物事の事実を証明するための証拠を集める
証拠収集は、特定の事実や情報を証明するために証拠を必要とする場合に利用されます。尾行、張り込み、聞き込みなどの手法を使って信憑性の高い証拠を収集していきます。
証拠収集の詳細ページ

 

探偵に調査を依頼するメリット・デメリット

メリット

探偵調査の最大のメリットは、法的に適正な方法で収集した証拠を提供できる点です。
問題行為を第三者の視点で客観的に記録し、写真や動画などの証拠として提出できます。また、調査のプロとして法律を熟知しているため、不当解雇と非難されるリスクを軽減できます。さらに、時間や労力を節約しつつ、信頼性の高い結果を得ることができます。

 

デメリット

調査対象の行動範囲が広い場合、証拠収集に時間がかかることがあります。
この場合、探偵と事前に具体的な調査計画を立て、調査範囲や重点ポイントを明確にすることで効率的に進められます。また、依頼を行う際に調査対象の情報を正確に伝えることが成功の鍵です。

 

 

同様の問題を抱える相談者から頻繁に寄せられる質問と答え

相談者からの頻繁に寄せられる質問と探偵興信所からの答えです。

 

 

  •  相談者
    調査期間はどのくらい必要ですか?
  •  探偵興信所
    調査期間は対象者の行動パターンによりますが、平均的には1〜2週間程度です。調査対象の問題行為の頻度や内容によって変動しますので、事前相談で詳細をお話しください。
  •  相談者
    調査対象の技能実習生の人権やプライバシーは守られますか?
  •  探偵興信所
    探偵は調査対象者の人権やプライバシーを尊重し、日本の法律を厳守して調査を行います。あらゆるトラブルや誤解を避けるためにも必要以上の情報収集は行わず、証拠収集は適法かつ最小限の範囲で実施します。

正当な証拠を用いて適切に外国人技能実習生を解雇したい方は専門家へご相談を

相談窓口を利用する

大事にならないように我慢するしかないのでは」と憤りを感じるのは当然のことです。
でも、安心してください。正確な証拠が揃えば、解雇にまつわるリスクを減らし、会社を守ることができます。放置せず、一歩踏み出すことが大切です。私たちは問題行為を証明する具体的な証拠を集め、あなたの悩みに寄り添った解決策を提供します。迷ったままでいる必要はありません。まずは弊社の24時間無料相談窓口からご相談ください。一緒に最善の方法を見つけましょう。

 

 

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